アニメ第四話2008/04/27

マジカルチェンジだナオミ!
 深夜34時。原作を超えました・・・ってか、踏み越えてどこへ(笑)。さすが『もえたん』チーム、その暴走は誰にも止められません。ワタシはめっちゃウケましたけど、家族で見ていた視聴者は大丈夫でしょうか。お母様、この物語はけしてエッチなだけではないのです。真面目な話、このプロットには世の男性に対し、女性の人格を尊重しなければならないというメッセージもこめられております。谷崎主任の動機はものすごくよくわかる一方で、誰だって「こいつアホだなあ」とも思うわけで。
 
 元ネタは谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』。
「とある男が街で拾った少女を自分の理想に育てようとしたけど、彼女はおとなしく飼われてるタマじゃなかった。しかし身勝手で奔放な本性を現した女に逆に支配される喜びを見いだして、男は最初の計画よりももっと幸せになりました」というあらすじです。この最後の部分がバカバカしくも業が深くてすごいですね。谷崎先生は天才だと思います。そしてろくでなしの変態だと思います。

 まーアニメ版はワタシのバランス感覚ではこれもう完全にアウトなのですが、止めるのもヤボというか、こんだけ面白いならもういいか、みたいな。

 あの時間帯は放送コードで「下着は問答無用でダメ」らしいので、「じゃあ下着さえ描かなきゃいいんだな!?」という、監督の表現者としての抵抗でもあったようです。同じチームでのグロス回はまだ何度かあるそうなので、今回のがストライクだった大きなお友達は要チェック。次回もたぶんワタシは止めないと思う。ってか今気づいたけど、これ、『チルドレン』じゃなくて『美神』じゃね?