アニメ第13話2008/06/29

ま、ある意味薫が横島ポジション
 鶴ひろみさん、國府田マリ子さん、出演を快諾していただき、ありがとうございました! スタッフに『美神』ファンがけっこういらっしゃるということで、このキャストを提案してくれました。美神にちなんだ遊びもたくさん入ってて、ワタシとしてはちょっとくすぐったいというか照れくさいというか。
 
 國府田さんってこういう勝ち気な役も可愛くてイイんですよねー。『美神』のご縁を抜きにしても、嬉しい配役です。アニメから抜け出したような可愛らしい方で、おキヌを演じてくださってた当時、役のイメージで白いセーターとキュロットでいらしたお姿が、今でも忘れられません。「うわあ、本物のおキヌだ!?」
 
 鶴さんは第2話にも出演していただいてます。セクシーで強気な外面の後ろに見える、優しさや弱さ・・・素敵です。
「亮ちゃんは?」「いや~すみません、堀川さんに相応しい、いい役が作れなかったのと、予算がもう限界ってことで」「え~!? じゃあ今度ノーギャラで出ろって言っとく!」・・・・み、美神さん・・・いやブルマさん(笑)?

 スピーカーから流れるお二人の声を聞いていると、『美神』の記憶がどーっとフラッシュバックしてきて、アフレコのときセンセイ泣きそうでした。
 ちなみに『紅蜥蜴』は、江戸川乱歩原作・三島由紀夫脚本の舞台劇『黒蜥蜴』のモジリ。ダンディな名探偵・明智小五郎と美貌の女盗賊・黒蜥蜴の対決を耽美に描いたロマンチックなミステリーで・・・・・ってか、相手が鶴さんだと、あの局長のリアクションはどう見てもワタシじゃないですか(笑)。しかも娘の薫役をなさっている平野さんは『二十面相の娘』。執筆当時はまさかこんなことになるとは。予知かな?
 
 
 絵コンテは『ガンダム00』なんかで活躍されている寺岡巌さん。スゴ腕で知られるアニメーターで、ここ一番の箇所では原画や版権イラストなんかもたくさん手がけていらっしゃいます。だもんで、コンテがもうそれだけで素人にも楽しめる美しさ&ハジケっぷりでした。
 今回は加々美さんも原画をなさってます。TV番組のシーンとかそうだよね (*^_^*)。

 シナリオは「鶴さん國府田さんのゲスト出演にプロット上の意味も持たせよう」というところから、<血のつながり>を強調したオリジナルのラストシーンが生まれました。薫の中に、美神やおキヌの血は受け継がれてるってことですね(笑)。
 で、家族三人が少しずつ歩み寄る。溝はまだ完全に修復されたわけではないけど、そのための一歩を踏み出すよう背中を押したのは皆本の「どんな超能力も家族の絆は壊せない」という言葉・・・このラストはかなりイイと思うのですが、どうでしょう。

 そんなわけで、ワタシにとっても『チルドレン』にとっても、スペシャルな一本となりました。みなさん、ありがとうございます!!


 最後に・・・・・ちょ、おまっ、『ファン:椎名高志』って、オイこら-――-(笑)!! ワタシはみんなと一緒に「うお-!?」とか言ってただけですってば! まーたしかに出演したっちゃしたわけだけど、ガヤに参加しただけですので、クレジットはスタッフのイタズラです(^^;)。
 モブシーンの台詞パートは男性声優さんが分担してらして、イケメン声優のみなさんがノリノリで演じてるのが、現場で見てて楽しかったです。ファンのみなさんはどれが誰かわかります? あ、そうそう、前回の首相役は四宮さんでした。感動した!
 
 
 次回は紫穂ちゃん回。それと、2クール目に突入して、エンディングが新しくなるじゃなかったかな? お楽しみに!