アニメ第33話 ― 2008/11/16
畑先生が快諾してくれて、『ハヤテのごとく!』との連動コラボが実現。
事情がわからない人のために解説すると、このエピソードを雑誌に掲載したとき、同時進行で『ハヤテ』でも高尾山にハイキングする話をやっていたのです。で、畑先生は<マリアさんの作ったお弁当に海苔でメッセージが>というラストシーンに向けて着々と執筆を進めてらしたのですが、こちらが先にそれをやってしまったもので、急遽プロットに修正を加えざるを得なくなったという(^^;)。ワタシの方でも入稿後に見本誌を見て「あっ、高尾山ハイキングがかぶった」とは思ってたものの、まさかそこまでとは。
アニメ版は同じ制作スタジオ、同じレコードレーベル。監督をはじめキャストもスタッフもかなり引き継いでますんで、ワタシはずっとこのエピソードでのコラボを狙ってました。
ハヤテ:「僕が兵部京介なら、チルドレンを空から攻めますね」
皆本 :「君は・・・何者なんだ!?」
とかそんなのがやれるといいなと(笑)。いや昔『マジンガーZ対デビルマン』というのがあってですね(以下オッサンの話が長いので略)
さて、AパートとBパートが時間軸を共有するという、前回に引き続いてのザッピング的構成です。ワタシはこういうのが大好きで、猪爪さんのシナリオに大喜びでした。『ハヤテ』とも時間・空間を共有しているので、三重の構造になってますね。原作に忠実なAパート、アニメオリジナルのBパート、さらに他作品もが交錯・・・・原作もかなり気に入っている一本ですが、それを損なわずに特盛りにしてもらえて嬉しいです。絵も可愛くて、特に妄想シーンの薫と東野は絶品。薫を抱きしめにくるタイミングと表情がまた絶妙なんだよね(笑)。ギャグ調に崩さない大まじめな演出がツボに入って、何度も見返して爆笑しました。ありがとうございます!
漫画執筆の際は、お弁当の写真をアップされている方のブログをたくさん見て、参考にさせていただきました。で、食材でイラストを作る「痛弁」というものがあることを知り、しかもそのレベルがハンパじゃなくてカルチャーショック。あんまり面白かったんで薫の弁当もそれにしようかと思ったんですが(笑)、漫画の絵だとそのカラフルなスゴさが伝わらないのと、ちょっと皆本のキャラとしてヤリスギかなあということで、海苔でメッセージを入れるというオチに。畑先生の件を知ってたら、たぶん痛弁にしてましたね。
食べ物の話のあとで恐縮ですが、来週は・・・・予告編からトバしてますね(笑)。
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