クイズ解答・解説2011/07/03


 絶対可憐チルドレン最新単行本26巻、通常版+CDドラマつき限定版絶賛発売中でございます。ゲリラ販促イベントを締め切りましたので、軽く答え合わせを。


Q1:皆本が演じた役は?
   1:ジュリアス・シーザー
  
 2:羽柴秀吉
   3:ミスター・ブシドー

正解=2

 なんだか知りませんが1と答えて間違ってる人けっこういました。「ブルータス、お前もか!」・・ていうかCDドラマもこのイベントの趣旨も聞いてないにもほどがある。
 3は中の人が他のアニメで演じた役ですね。ある意味これも歴史に残るキャラですが、さすがに選んだ人はいませんでした。
 

Q2:パティの薄い本のタイトルは?
   1:「ブレイク・ユア・ディスティニー」
   2:「アウト・オブ・コントロール」
   
3:「カナリ・キテル」
正解=3

 1と2は可憐GUYSの曲名。名曲です。漫画でパティの薄い本を描いたときには「マジ・DE・E感じ」というのも考えたものの、そのタイトルだとものごっついやらしい内容な気がして「カナリ・キテル」に。まーワタシは詳しくないのでアレですが、希望的観測としてパティはほのぼの系が好きかなあ、みたいな。それともやはりがっつりハードな内容なのでしょうか。初心者の方が欲望に正直というのはそれはそれでリアルかも・・・・いやまあ、あまり追求するのはやめておきます。


Q3:賢木はどんなセリフを言いたかった?
  
 1:「もっと高いところへ連れてってあげる」
   2:「先に行け! ここは俺にまかせろ!」
   3:「I! G! P! X!」

正解=1

 猪爪さんの書いた、あくまでもキャラクターの意見です。
 2はサブキャラクターが本筋から離れて見せ場をもらうときによくある台詞ですね。物語が一定レベル以上に盛り上がってしまっているときだと死亡フラグであることも多いです。ポジション的に賢木は非常に言いそうだし、いつか言わせてやろうと思ってますが、別に本人は言いたかないと思います。
 3は中の人がライブで歌う際、客席が唱和するフレーズのひとつ。他に「ニャンニャンしたいー♪」などがあります。


Q4:ファントムちゃんのセリフはどれ?
   
1:「作家とか漫画家とかマジめんどくせえぜ!」
   2:「こういうキッチリしてないの、イヤなんです!」
   3:「私はお父様の人形じゃない」

正解=1

 本当のことなので他人に言われると冗談でもけっこうヘコみます。でもこれ、今回は悠理のキャラ描写に幅を持たせる目的でワタシがお願いして入れてもらったものですので問題ありません。我々はめんどくさい生き物なのです。だから常に優しくかまっていただきたい。
 2は中の人が演じている他の作品のキャラのセリフ。こっちの原作者のセンセイもアレな生き物なのですが、彼は可愛いので許されます。絶望した。
 3はいかにもユーリが言いそうですが、全く関係のない某有名アニメが元ネタです。


Q5:兵部の好きな食べ物は?
   1:子羊の脳
   
2:カモのコンフィ
   3:鯛の湯豆腐

正解=2
 劇中劇『日常系ボーイズトーク』の中で兵部が「食べに行こうよ」つってましたね。原作漫画の某エピソードで<皆本と賢木への嫌がらせとして美味しそうなご馳走を食べる>というネタに使ったのを、猪爪さんが拾ってくれました。ちなみに<コンフィ>というのは<オイル煮>のこと。ご家庭でも炊飯器を応用すれば作れますので、カモの代わりに鶏肉で作ってみてはいかがでしょうか。興味ある方は「コンフィ」+「鶏肉」でググってみてください。
 1は紫穂の好物らしい。3は簡単で美味くてヘルシーなのでワタシがよく作る料理で、賢木が釣果で作ってましたね。やはり紫穂の好物らしい。まあ「断末魔がたまらない」というのは、彼女のブラックな冗談だと思います。あまり紫穂の言うことは真に受けない方がいいです。おもしろがってますますドSな冗談を言ってくるタイプ。



現在ボチボチと集計中ですので、抽選までもうしばらくお待ちください。

なんとか夏を乗り切りましょう :週刊少年サンデー11/33号2011/07/05

 二本ネームを切って、一本目が完成。引き続き二本目の作画中です。これで締め切りのプレッシャーは少しマシになるはず。夏の停電対策で印刷所の締め切りが早まったもんで、ワタシはともかく、担当がこの世の終わりみたいな声を出しやがるのですよ(笑)。あとウィキペディアには「最近は休載という事態も増えてきている」とか書かれてるし。美神描いてるときも休載は定期的にしてたっちゅうねん。

 締め切りを巡る作家と版元のあれこれは、江戸時代から続く古典的なシチュエーションで、お互い愚痴も言い分もあって、その内容も昔からさして変わってません。仕事はつつがなく進行しなければなりませんし、一方で出来の悪いものを印刷しても誰も得をしないわけで。「いいものを早く入稿する」「しかもそれが刷っても刷っても売れる」という理想を体現していらっしゃる人がごくまれにいらっしゃるのが困ったものです。なぜそういう希有な例がスタンダードであるかのように言われるのかがよくわかりませんが。

 ま、自分がそうなればみんなが幸せになりますし、なりたいと思わない漫画家はいません。オーケー、なってやろうじゃないですか・・・・・・・・いつかネ♡



 ところで入稿してから気がついたのですが、今回33号の原稿の中にある「仏間」についてのとあるキャラのセリフが、若い読者には意味が伝わらないかもしれないなと。単行本収録の際にはもう少し修正するとして、本誌をお読みいただいている方のためにちょっと事前に解説を。

 まず、仏壇を置いている部屋(普通は和室)のことを仏間といいます。法事をするための部屋で、旧家なんかだと親戚が大勢集まるために広くとってあります。そして核家族では亡くなった家族の方がお祀りされているだけですが、旧家では一族の大勢の方の遺影がずらーっと鴨居に並びます。子供の頃祖父母の家に行って仏間に入ると、それがなんかちょっと怖かった・・・みたいな思い出がある方は多いと思いますが、一方で最近はそれわかんない人も多いかと。うっかりみんながそういうの知ってるだろうという前提でセリフを書いちゃいましたけど、TVや映画でもそういうのめっきり見なくなりましたしね。まーとにかく、そういうものだと事前に覚えておいていただけると。

 

間違いなくこの子は兵部 :週刊少年サンデー11/34号2011/07/12

 クイズの集計・抽選は現在秘書が作業中です。もう少々お待ちください。来週の更新時には当選発表できると思います。


 さて、サブタイトルとひっかけて、本編には日本が生んだ名機・零戦が登場。詳しい方が大勢いるのがわかってるので、それなりにがんばって勉強してますけど・・・まあ、何度も予防線張ってる通り、細かいことには目をつぶっていただければ(笑)。

 有名な機体なので資料写真はけっこうあって、でも終戦までにいくつかタイプがあるので、外観はときどき間違ってるかもしれません。自覚的についたウソとしては、試作機の完成を半年ほど早めました。史実通りにしちゃうとキャラクターの時間がちょっと経ち過ぎちゃうかなあと思って、試作機のそのまたプロトタイプが非公式にあったというムリクリな設定。

 メーカー名は漫画でおなじみ「ヨツビシ重工」としましたが、開発チームをどうしようかなと。堀越二郎氏他、当時世界最高の仕事をした皆さんに敬意を払いつつ、でもなんちゃってワールドとして距離をおくには・・・・・とか考えてたら、カミさんは「そんなマニアックな箇所どうでもいいから」 まあたしかに本筋とはあまり関係ないし女性にはどうでもいいことでしょうけど、男子はそこが気になるのですよ。アムロの乗ってるガンダムの機体番号は2号機とか大事だよね!!

 現代パートのキャラのファンのためにも、過去編をあまり長々とやるのはマズいと思っているのですが、今回やっておくべきことがあともう少し。けしてただの昔話ではなく、チルドレンたちの未来に関わる重要なピースですので、ここはもうしばらくおつきあいください。

プレゼント当選発表2011/07/18


 多数の応募をいただいたので、当選枠を当初予定の倍にさせていただきます。
●生原稿プレゼント→6名様
●サイン入り絵はがきプレゼント→52名+α様

 絵はがきの当選は、発送をもって発表に代えさせていただきます。
 限定版のご購入&ご応募ありがとうございました!


  東京都 愛さま  東京都 39hさま
   
 
 千葉県 遠音さま
 
 神奈川県 みかりさま
   
 
 大阪府 mitiさま
 
 東京都 アヤリーヌハヅキさま
   

まだ自分ではテレポートできません:週刊少年サンデー11/35号2011/07/25

 
 平野綾さん主演のミュージカル『嵐が丘』にご招待いただきました。ありがとうございます、素敵な舞台でしたー(*´∀`)


 『嵐が丘』といえば、漫画『ガラスの仮面』のヒロイン北島マヤちゃんもキャサリンを演じてました。平野さんは『ガラスの仮面』の大ファンで、この役をもらえたことはそういう意味でもたいへん嬉しかったそうです(笑)。

 で、ワタシは「じゃあ絶対初日には紫のバラをお届けしますね!」つってて―――



 どやっ。

 ここはやはり匿名で「あなたのファンより」というメッセージだけをつけるべきなのですが、さすがにそれではセキュリティーをクリアできません。だもんでそこは泣く泣く妥協したものの、花屋さんに「紫の濃いやつを1本だけ別にして、一輪花束にしてください」とお願いし、そこは再現。初日開演前の楽屋ではさすがの平野さんも緊張したと思うのですが、笑って気持ちをほぐしていただけてれば幸いです。


 ところで、稽古期間中には励ましのラクガキをお送りしました。先日平野さんがそれをブログで紹介してくださったところ、ファンのみなさまから「この漫画家本気過ぎてキモい」「ストーカーっぽい」などというご意見がチラホラ(笑)。



 本気・・・だと? 「大都芸能の仕事の鬼」と言われたこの俺が・・!? バカなっ!! (←白目+顔にタテ線)