「ニュー・シネマ・パラダイス」的な :週刊少年サンデー13/122013/02/14


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 世の中にはもう充分にネガティブな情報があります。ので、私が今さら新しく追加する必要はないと思うのです。そしていいこと言ってもそれが理解できない人があとからあとから出てくるので、そっちに手を取られるのがめんどくさい。
 なので、極力どうでもいい楽しい話を発信するように努めてます。今日もどうでもいい楽しい話をしましょう。

 私が他の漫画やアニメの話をすると「その作品のこと知ってるんだ!?」ってリアクションがときどき見受けられます。いや、私は漫画家だから。職業にしちゃうほど漫画やアニメが好きだったわけですから。たしかに学生時代ほど面白くて刺激的な作品をギラギラした目で探し回って読みふける、みたいなことはしなくなりましたけど、それでも「なんとなく漫画とかアニメとか好きかもー」って人よか読んでますよそりゃ。

 あと作品の中でパロディーとかやると「無理して今の客に媚びちゃって」とか言われるのもどうなのか。私はデビュー当時からパロディー好きでやってきてますが、キャリアが長くなったら趣味が変わらないといけないんでしょうか。そして日々いろんな作品見てて面白いと思うモノの中から読者に伝わりそうなネタをやるわけですが、それは自主的にやっとるのです。無理ってなに。

 まー彼らからすれば、自分たちの遊び場にオッサンが侵入してきたように見えるのかもしれませんけどね、でもそれ、逆だから。君らの方が、あとから私の縄張りに入って来たわけですから。漫画・アニメの世界で大人とか子供とか関係ないから。全員大きなおともだちだから。

 そんで「いまだに現役ってすごい」とかいうのもどうなのか。現役でなくなるってことは、漫画の仕事してないってことですから。そもそも「まともな社会人になるのは無理だな」と思ったんで漫画家になってがんばってきたわけで、今さら就職とかもっと無理だから。

 さらに「結婚して子供もいるからリア充」ってのはなんなのか。いやまあホントに心底なんというか望まない人生を送っている人にはまあ元気出してねと思うのですが、いくつになってもモテたいけどそんなわきゃねえってのは変わらないわけですよ。さらに思春期を非モテで過ごした怨念は一生ものですから。今更何があったとしても、初恋のときめきとかこの胸の鼓動どうすればいいのとか飽きることなくいつまでも将来の夢を語り合う若い二人とかないわけですから。あったとしてもそれたぶんただの条例違反ですから。

 だからまー要するに、私は一生非モテでオタクです。それは年齢や現在の状況に左右されません。

 ・・・・・・・どうでもいい話というところまではうまくいきましたが、楽しくない上にネガティブな情報を発信してしまいました、すいません。というわけでこれから久しぶりに美神描きます。