Blu-ray最終巻ついにリリース!! :週刊少年サンデー13/44号2013/09/26

『THE UNLIMITED兵部京介』DVD・Blu-ray、ついに完結!! ユウギリを取り戻すべく「あの男」との対決に向かった兵部とアンディの行く手に待つものは・・・!?
限定版には遊佐浩二さん演じる兵部京介の、録りおろし特典CDつき!!
スタッフが倒れるまで全力を尽くしたアンリミの世界を、高画質で一気見しよう!!

 


・・いやもーマジで、最後の最後になって五十嵐監督とたかぎさん倒れちゃいましたから。やっぱね、仕事は仕事なので、「ぶっ倒れるまで」ってのはものの例えとか気構えの問題であって、最終的には体は守らんといかんと思います。だからホント、この作品に限らず、業界のみなさんは体を大事にしてください。

 そういう私もアニメではさして活躍していないにもかかわらず、放送終了以来かなりヘロヘロ。「ウチで個人的な打ち上げやりましょう」と言いつつ、進行がガタガタでまったく遊びに行ったりできず、他にも各方面に不義理が続いている状況です、すいません。

 最終巻がリリースされて、あらためて全話見返すと、このアニメの兵部はかなり張り詰めている奴なんで、「大人になっても中二の心を失わずこの業界にいる我々は、あいつに半年も入れ込めばそりゃなんとなく感情がシンクロして消耗するわ」って思います。でも遊佐さんの声が入ると、どうしても放っておけない気に・・・・というわけでざっくりと、主に遊佐さんの名演技で関係者はアンリミテッドしちゃったという結論でよろしいですか。


 制作関係者全員とファンのみなさんのおかげで、兵部は当初私が生み出したときよりもはるかに深みがあって魅力のあるキャラになりました。ありがとうございます。アニメでみなさんが加えてくれた解釈も踏まえつつ、今後とも兵部を育てて行く所存です。

 大柿ロクロウ先生のコミカライズは第三話が始まったところで、新解釈を加えつつまだまだ続きますんで、そちらの方もよろしくお願いします!


 
 






 さて、執筆の際、私は無意識レベルで考えてることを大事にしてます。経験上、その方が頭で考えるよりも深いとこに到達できたり、キャラクターに血肉が通うことが多いので。

 で、アニメの企画が動き出したのに呼応して本編から兵部がいなくなったので、「あーこりゃアンリミの方に行っちゃったかもしれないな」と思ってました。「てことは、そっちが終わるタイミングで復活するだろう」と予測してたらその通りになったので、まーこれはもちろん私が心の中でそう思って動かしてたからなんでしょうけど、表層思考とは切り離してる部分が多いので、自分でもちょっと不思議で。

 今週は特にBlu-ray最終巻が発売されることもあり、兵部がどういう言動をとるのかなーと思いながらネーム切ってたら・・・・・・アンリミのとあるシーンのアンサーじゃないのかな、これ。「あんときあっちの世界ではやられたから、本編ではやり返す」的な。というわけで来週号発売までにアンリミのアニメ買ってあらためて見ておくように。これはセンセイからではなく、センセイの無意識に棲む兵部少佐からの命令・・・・・かもしれない