アニメ第29話2008/10/19

痛いの痛いの、とんでけ~
 不二子が代弁する女性側の立場と、皆本の男性としての立場の違いを表明したエピソード。女性目線で読むと、『チルドレン』は<背伸びした女の子の、年上のお兄さんへの恋>の話です。しかし男の側としては、それを認めるとロリコンになるのでマズい(笑)。
 
 末摘さんのホスピスは、アニメでは伊豆半島のどこかという設定。薫たちが立ち寄ったのは「バナナワニ園」ですね。ウチの息子はワニが小芝居するたびに笑ってました。ちびっこ対策、成功セリ!?
 息子によると、クラスの友達もけっこう見てはいるらしいのですが、内容がちょっとエッチなのであまりおおっぴらに「見てる」と言えない空気らしい(笑)。
 
 末摘さん役は下屋則子さん。四宮豪さんのじーちゃん役、アダルト末摘チルドレン、ゆかなさんの月●先生、中村悠一さんのケン●ロウなどなど、役者さんたちの演技を楽しめる回でしたね。萌え死に&大笑いさせていただきました。みなさん、ありがとうございます!
  
 
 ところで、ひとつだけ原作者チェック。
 不二子の回想カット、水着がもし不二子の私物なら、もっとフェミニンな、当時流行のスタイルになると思うんだよね。あれは訓練の合間というイメージですので、水着は軍の支給品、戦前の競泳水着のスタンダードの旧スク水。だもんで、アニメではピンクでしたが、ここは紺か黒であるべきです。いや、あくまでも考証としてだよ(^^;)? 
 
 ちなみに、通常知られているスク水は前半分だけがスカート状なんですが、アニメではいつも前後両方になってます。でも、あれを間違いとするのは早計です。
 
 合成繊維ができる前の素材は絹で、水を吸うと体に張り付いて透けやすかったそうです。そこでツーピースにして、下はパンツ、上はワンピーススカートにしたのがあのデザインの始まり。色が暗いのも透けるのを防ぐため。水の抵抗を軽減するためにも、当時としては機能的なデザインで、ベルリンオリンピックの選手もソレっぽいのを着てます。
 
 その後上下が一体化してワンピースになり、でも60年代までは前も後ろもスカート状だったらしいです。次に製造工程を簡略化するため、でも胸元から入った水を逃がすため、下腹部だけが二重になってるというあの構造に。ただしそれ以降もカタチは残して、お尻にああいうステッチがついているものもあったようですよ。
 
 あ、いや、あくまでも考証(以下略)

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