アニメ第46話2009/02/22

ポテチはもちろんコンソメです

 こういうネタは全力でやってナンボ。みなさんガチで全力投球してくださって、すごいことになりました(笑)。パロディー元ネタ関係者のみなさまには、どうかお許しいただきたいのですが・・・・とりあえず笑ってはいただけるのではないでしょうか(^_^;)。

 福田さんの脚色はティムとバレットの組み込み方、主題の展開など見事です。原作では単なるギャグだった「親友」という言葉をキーワードに、<一緒に遊ぶ友達がいるチルドレンたち×いないティムたち>という対比を構築。パロディーというモチーフ自体が、友達とノリノリでやってる<ごっこ遊び>だという解釈なんですね。そういう仲間がいることが幸せなのだというメッセージ。美しい・・・!!

 作画を担当してくださったのは、西尾さんとアクタスのみなさん。こでらさんのコンテも中野さんの演出も素晴らしくて、頭脳戦シーンの超絶っぷりなどは解説不要ですね。いやもー笑った笑った。派手なパートだけでなく、何気ないところまで神経が行き届いていて、本当に楽しかったなあ。加々美さんはアイキャッチで大技を繰り出してくださいました(笑)。遅めの朝食食べてた方は、吹いて大変なことになったのではないでしょうか。

 監督が今お忙しそうなんで確認とってませんが、キャストのみなさんにはキャラの筆跡もお願いしたと思われます。ちなみに平野綾さんがこっそりやってくださってた例のネタ、あれはアドリブではなく、台本にちゃんとあります(笑)。みなさん、ありがとうございました!!  


 「セレンディピティ」というのは実際にある言葉で、「偶然や失敗の中に、思いがけない価値ある何かを発見する力」のこと。日本語で近いのは「ケガの功名」「瓢箪から駒」あたりですけど、もっとポジティブなニュアンスです。具体的には、インドへ行くつもりが新大陸を発見しちゃったとか、サンプルに不純物が混入したために液晶素材が安定したとか、アニメ『おにいさまへ…』でキスシーンに小さな透過光を入れるつもりが撮影ミスででっかいボカシになったとか(笑)、そういうの。つまり、<思い通りの未来を作る>という設定はウソで、実はストーリー展開そのものの方が本当の「セレンディピティ」を描いているわけです。

 で、気づいちゃったのですが・・・・バレットの「ブローニングMか!?」というのは、たぶんアフレコ台本での「Mか!?」の誤植ではないでしょうか(笑)。でもそれが近藤隆さんのいい演技もあって、台詞としてイキオイ出ててワタシは可笑しかったのね(ティムの方は意図的な言い換えですね。実在の商品はまずかったみたい)。
 「セレンディピティ」をネタにしたまさにそのエピソードで、些細な箇所とはいえこういうことがあったというのは、目に見えない何者かが通りかかって、いたずらっぽく作品に手を触れていってくれたように思えます。
 あなたが神ですか!?

 さて、カバーバージョンの限定OP・ED、いかがでしたでしょうか。強くりりしい素敵な「MY WINGS feat.THE CHILDREN」はシングル『早春賦』に収録。元気で可愛いGirl'sバージョン「絶対Love×Love宣言」はアルバム『Fly To The Future』に収録。初回限定版付属のDVD映像、ワタシはニヤニヤ&萌え萌えしっぱなしでしたよ(*^_^*)。