燃えたよ・・燃え尽きた :週刊少年サンデー09/13号2009/02/20

真っ白によ・・・

 本編を周回遅れで入稿した後、単行本16巻の締め切りデッドラインに滑り込みました。次号は休載をいただいてますけど、それでも優良スケジュールになるにはもう一月ほどかかりそう。まーでもこれで仕事のラッシュは一段落かな?

 さて、今回のシリーズ、キャラを丁寧に追ってたら長くなっちゃいました。その分、プロットよりもキャラを楽しんでいただけるエピソードにはなったかなと。二ヶ月ほどつきあったことで、ワタシ自身も葉やパティについていろんなことがわかりました。今回描かなかったことや発見したことはまたいずれあらためて。

 あとは・・・とにかく寝ます。あ、そうだ、明後日のアニメ、絶対見てね。原作ファンにもアニメファンにも大笑いしてもらえると思います。

アニメ第46話2009/02/22

ポテチはもちろんコンソメです

 こういうネタは全力でやってナンボ。みなさんガチで全力投球してくださって、すごいことになりました(笑)。パロディー元ネタ関係者のみなさまには、どうかお許しいただきたいのですが・・・・とりあえず笑ってはいただけるのではないでしょうか(^_^;)。

 福田さんの脚色はティムとバレットの組み込み方、主題の展開など見事です。原作では単なるギャグだった「親友」という言葉をキーワードに、<一緒に遊ぶ友達がいるチルドレンたち×いないティムたち>という対比を構築。パロディーというモチーフ自体が、友達とノリノリでやってる<ごっこ遊び>だという解釈なんですね。そういう仲間がいることが幸せなのだというメッセージ。美しい・・・!!

 作画を担当してくださったのは、西尾さんとアクタスのみなさん。こでらさんのコンテも中野さんの演出も素晴らしくて、頭脳戦シーンの超絶っぷりなどは解説不要ですね。いやもー笑った笑った。派手なパートだけでなく、何気ないところまで神経が行き届いていて、本当に楽しかったなあ。加々美さんはアイキャッチで大技を繰り出してくださいました(笑)。遅めの朝食食べてた方は、吹いて大変なことになったのではないでしょうか。

 監督が今お忙しそうなんで確認とってませんが、キャストのみなさんにはキャラの筆跡もお願いしたと思われます。ちなみに平野綾さんがこっそりやってくださってた例のネタ、あれはアドリブではなく、台本にちゃんとあります(笑)。みなさん、ありがとうございました!!  


 「セレンディピティ」というのは実際にある言葉で、「偶然や失敗の中に、思いがけない価値ある何かを発見する力」のこと。日本語で近いのは「ケガの功名」「瓢箪から駒」あたりですけど、もっとポジティブなニュアンスです。具体的には、インドへ行くつもりが新大陸を発見しちゃったとか、サンプルに不純物が混入したために液晶素材が安定したとか、アニメ『おにいさまへ…』でキスシーンに小さな透過光を入れるつもりが撮影ミスででっかいボカシになったとか(笑)、そういうの。つまり、<思い通りの未来を作る>という設定はウソで、実はストーリー展開そのものの方が本当の「セレンディピティ」を描いているわけです。

 で、気づいちゃったのですが・・・・バレットの「ブローニングMか!?」というのは、たぶんアフレコ台本での「Mか!?」の誤植ではないでしょうか(笑)。でもそれが近藤隆さんのいい演技もあって、台詞としてイキオイ出ててワタシは可笑しかったのね(ティムの方は意図的な言い換えですね。実在の商品はまずかったみたい)。
 「セレンディピティ」をネタにしたまさにそのエピソードで、些細な箇所とはいえこういうことがあったというのは、目に見えない何者かが通りかかって、いたずらっぽく作品に手を触れていってくれたように思えます。
 あなたが神ですか!?

 さて、カバーバージョンの限定OP・ED、いかがでしたでしょうか。強くりりしい素敵な「MY WINGS feat.THE CHILDREN」はシングル『早春賦』に収録。元気で可愛いGirl'sバージョン「絶対Love×Love宣言」はアルバム『Fly To The Future』に収録。初回限定版付属のDVD映像、ワタシはニヤニヤ&萌え萌えしっぱなしでしたよ(*^_^*)。

アニメ46話・補足2009/02/23

完璧すぎて危険なふつくしさ(笑)

 ブログを見た川口監督からメールによると、46話のカットのいくつかは、加々美さんがレタッチしてくださったそうです。「さすが本物」とのことで(笑)、圧倒的なソレっぽさはそのおかげみたいですね。ありがとうございました!!

  漫画やアニメのパロディーというのは、オリジナルへの愛情と敬意を示すことで「あっはっは、まーかまいませんよ」という黙認をいただくというギリギリのネタです。一部それが全く通用ない著作権者もいらっしゃるので、面識がない場合はかなりデンジャラス。ホントすいません。