齧歯類に昔話してるじーちゃん ― 2009/08/15
手塚治虫先生は終戦の報を聞いたとき、「これで好きなだけ漫画が描ける!!」と思ったのだとか。生き延びて、しかも好きなことを思いっきりできるという幸福。この世代には何をやっても勝てそうもないですね。あと、戦中・戦後を体験した人たちの描く食事シーンはめっちゃ美味そう。
もちろんワタシは戦後の日本に生まれたことに感謝してますけど、平和な世界では「今、生きてる!」と強烈に感じることが少ないかも。
犯罪者は刑務所なんかに入れるより、海外の紛争地域や難民キャンプなんかで奉仕活動をやらせたらどうでしょうかね。生命力や使命感に目覚めると思うんだけど。
そーいやここ2~3週間、毎日公園に行って体動かしてみてます。ダイエットのためだったんですが、そんなことより自分に体があるという実感が希薄になってたことに気づかされて、ビックリしました。「何この重たい体!? こんなものに住んでたのか、俺!?」みたいな。今までそんな部位があったことも忘れていた箇所で筋肉痛がするし。ちなみに体重は減ってません。いやもう飯が美味くて美味くて(^_^;)。
戦中世代・ねーちゃんと義弟くん編 ― 2009/08/16
兵部はけしてねーちゃんのせいでグレたわけではなく、この二人は血はつながっていないものの、基本的に仲のいい姉弟でした。いやまーあれが仲良いのかどうかは解釈の仕方にもよりますが、本人たちも
「仲は良かったわよ?ねえ?」
「・・・ま・・・まあ、概ねそうだね(-_-)」
と言うと思いますので。
こいつらの活躍と挫折を、腰を据えて描きたくてたまらないのですが、その間チルドレンはまったく出なくなりますんで、どうしたものか。
さて、iTuneで某タレントの曲が売れているらしいですね。ワタシも事件が急転回した直後に「これは入手できなくなる」と思って、何曲か購入してました(^^;)。お気に入りはカバーの『世界中の誰よりきっと』。
中山美穂のオリジナルももちろんイイんですが、某容疑者の歌もかなり好きです。で、あらためていい曲だなあと思って、ふと他に誰がカバーしてるのかググってみたら・・・知ってる人のがあってちょっとびっくりしました。白石涼子さんが『萌音』っていうCDドラマでカバーしてらっしゃるのね。それはぜひ聴きたいと、即購入。
いやー、事件がなければ気づきませんでした、すいません。しかし、まためぐり逢えたのもきっと偶然じゃないよ・・・と言ってみる(笑)。いわゆるバタフライ・エフェクトってやつです。まーきっかけがアレではあんまり喜べませんけど。
ついでに調べてみたら、『チルドレン』の曲をカバーしてくれてるアルバムもちらほら。名曲ですもんね。ワタシは直接関係ないんだけど、なんかすごく嬉しいのね、こういうの。ありがとうございます!!
引きこもってるとどんどんamazonでポチっちゃって毎日なんか届きます。この便利な箱は良くない。
どんどん出てこいはたらくくるま~♪ :週刊少年サンデー09/39号 ― 2009/08/17
今日は原稿です。
さて、次のサイン会は9月20日。場所は大阪梅田阪急32番街。詳細については週刊少年サンデー本誌での告知をごらんください。
こないだ高橋留美子先生と話してて、
「先生もサイン会最近なさってないし、そろそろおやりになっては?」
「まーなるべくしたくないよね、緊張するし。あと、誰も来なかったらどうする」
「そんなわけないじゃないですか!! ・・・僕の場合はマジであるかもしれないので、お客さんが数人だったら一緒にカラオケ行こうと思ってます」
「その数人が編集者に雇われたバイトだったらどうする?」
「うわああああ!! やめてええええ!!」
高橋先生クラスでもそういうこと考えるものなのです(笑)。どうかみなさん、助けると思って、ふるってご応募ください。
一応最悪の事態に備え、『OVER THE FUTUR』『BREAK + YOUR + DESTINY』『GHOST SWEEPER』あたりを練習しておこうかな。
「ちくしょう、こーなったらもう、俺の歌を聴け------!! なっがいっ髪っなびかせーて♪ ホゲー」
・・・・・・本番を想定して一人カラオケしたらきっと死にたくなると思うので中止。
休載補完計画第2弾終了 ― 2009/08/18
見たまえ、ワトソン!! :週刊少年サンデー09/40号 ― 2009/08/24
さて、先日発売の号の劇中にクレジットしたとおり、薫のバースデーソング、マジで作詞を六ツ見純代さんにお願いしてしまいました。
初めは既製のポピュラーソングを使うつもりでしたが、曲にはそれにまつわるバックストーリーというものがあります。誰が作って誰がいつ歌ったとか、どんな風に売れたとか。こちらの主題にぴったりの曲であっても、作品と無関係なバックグラウンドがあると、なんか物語が壊れちゃうような。
「じゃあオリジナル曲を」ということになり、自分でちょっと書いてみたところ・・・・非常に残念なことになりそうな気配(笑)。で、
ワタシ「こーなったら最後の手段です。前例のないことですが、アニメでのご縁を頼って、ダメ元で六ツ見さんにお願いしてみようかと」
担当「既製曲の使用にもかなりコストはかかりますので、正式にプロに依頼するのはたしかにアリですね」
突然で異例、ぶしつけなお願いだったにもかかわらず、快く引き受けてくださって、愛情あふれる素晴らしい詞を書き下ろしてくださいました。ありがとうございます!
プロットとエピソードの主題をお話しした上で、他ならぬ六ツ見さんに作っていただいた詞・・・・通常あり得ない贅沢です。『STRINGS』というタイトルからもう感涙ものですよ。そこには<楽器の弦>にかけて、<友情の絆><悠理を操る糸>という意味が。歌詞の発表となる演奏シーンまで、もう少しお待ちください。
いっぽう、ご存じの方も多いと思いますが、姫野よしかず先生は漫画家です。実は先生はウチの担当編集者(ドラム)のバンド仲間。ワタシが担当に「演奏する手元がよくわからない」と相談したところ、友達の姫野先生(ギター)に丸投げしたようです、すいません(^_^;)。
わざわざ演奏しているところを撮影した動画なんかも送ってくださって、歌詞に合わせた仮のコード進行も考証してくださいました(素人の葵が演奏することを考慮して「キーはA。<A-D-E>の循環コードでサビにD♭とF#m」という「素人っぽい進行」だそうです)。キャラが使用している楽器の選定にもご協力いただいてます。
面識もない他人の漫画のためにそこまでさせてしまって・・・・・いやもう、ホントありがとうございます!
ちなみにベースの葵は右利き、悠理はミラージュに演奏スキルをインストールされているので、どっちでもいい・・・ということでレフティーに。こうするとギターとベースが背中合わせで演奏したとき、見栄えがいいそうです。なるほど。