続きは週刊少年サンデーで! :週刊少年サンデー11/29号2011/06/08

 さぷりめんとの一本は単行本CMネタ。なので2コマ、台詞つきでアップ。ぜひ買ってくださいね!



 <チルドレン結成編>はここで終了。サブタイトル「リトル・プリンセス」は最初につけたっきりすっかり忘れてて、内容との関連がちょっと希薄なような気もしますが、まあ、チルドレンたちにはお互いが自分にとってのお姫様だった・・・みたいな解釈でよろしくです。

 普段は大人びてタチ悪いくせに、ここ一番では3人の中で一番芯が弱いという紫穂ちゃん。以前、薫がファントムに大けがさせられたのを見て取り乱しちゃったシーンなんかも描いてて楽しかったです。そういやツイッターに紫穂を登場させた時「他の2人に勝ってると思うことは?」と聞かれ、即座に「私がね、きっと一番ほかの2人を好きよ」と答えたこともありましたね。そのあたりの彼女の心の動きのしくみが、今回のエピソードで伝わるといいんですけど。


 さて、ものすごーくひっさびさにカラーをもらったので、それをきっかけに次回から大ネタやります。スタッフとワタシは引き続き作画作業中。USTREAM中継見てくれた方は何のネタをやる気かなんとなーくおわかりかと思いますが、完成原稿速報までは秘密ってことで。

「人」とゆう字は人と人が(以下略) :週刊少年サンデー11/30号2011/06/14

 6月12日、中野サンプラザで震災復興支援チャリティーイベント『コミックライターズ∞(エイト)』が行われました。来場してくださった皆さん、ありがとうございます! 収益は全額、復興支援・・特に被災した子供たちのために使わせていただく予定です。あまり値段がヒートアップしないように途中でストップはかけていただいたんですが、参加者のみなさんノリノリで高値で商品を買っていただいてありがとうございました。

 ちょっと失敗だったのが、どんな流れになるのかよくわかっていなかったため、「古本でいいからサイン用に単行本を用意してくれ」と言われても「倉庫に預けちゃってて回収するのがめんどくさいし、生原稿がたくさんあるからいいや」と思って用意してなかったのね。したら、生原稿ワクとサイン本ワクが別で、本を用意してなかったワタシは別ワクのみなさんには色紙に名前だけをお書きすることに。絵のないところに名前だけ書くというのは漫画家には・・少なくともワタシは個人的にものごっつつらい(笑)。そうとわかっていればせめてイラストを印刷したボードくらいは作っておいたのですが、すいません。

 そんなこんなで多少バタバタしたとはいえ、今回のスタッフは業界の人間というわけではなく、まったくのボランティアで参加してくれてるみなさんで、それにしてはプロ以上のすばらしいオペレーションだったのではないでしょうか。漫画家もみんな口をそろえて「楽しかった。支援は長期的に必要なことだし、またやりたいね」つってますんで、またこのメンバーでなんかやりましょうね、ぜひ。


 んで、終わったあとは同窓会モードで「あれ? 俺<漫画検定一級>だけどみんなは無免許?www」とか「俺が考えたヒーローのスーツを俺が着てたのに、子供に『ニセモノ』って言われて納得いかない」「いや待て、その理屈で行くと俺がヒロインのコスプレしたらヒロイン本人なのか?」とか話しつつ朝まで痛飲(笑)。
 仕事が逼迫していた曽田先生と久米田先生は残念ながら不参加でしたが、このメンバー、しょっちゅう会うわけでもないのに、デビュー前後を共にしてしてきた連帯感というか仲間意識というか、一緒にいるとすごく心地いい。オッサンになった今でも常にお互いの仕事の動向は意識してて、誰かがいい仕事すると嬉しくて、でも負けたくなくて自分も頑張って、二年や三年あいてても会えばすぐに「前回会ったときの続き」になるという。さらに今回は司会進行をしてくださった岡野浩介さんも加わって、いつもの何倍も楽しかったです。



 さて、その日の朝までやってた原稿が今回のネタ。いよいよ<兵部少年編>突入です。つーても全部描いちゃうといつまでもチルドレンたちが出てこなくなるので、今回は不二子との出会い~超能力部隊結成あたりまでをやる予定。元々『ポーの一族』みたいに時間軸があっちこっちに飛びながら進む連載にしたかったので、みなさんの反応も見つつ今後の構成を考える所存です。

 そしてアニメキャストによるCDドラマのついた<限定版>のある最新26巻はいよいよ6月17日頃発売! 発売後にはまたツイッター実況大会やりましょう! あとアンケートフォームを使って何か反則的販促ができないか考案中。CDドラマにちなんだクイズに答えてもらって、全問正解者には抽選でプレゼントとか・・・・・あ、いいですね、これ。イベントに参加できなかった人のためにも。

 今思いついたばっかなんで、詳細は後日。というわけでぜひお買い求めくださいね!!


26巻限定版・反則的販促2011/06/15

 『絶対可憐チルドレン』最新26巻・CDドラマ付き限定版発売記念・個人的企画。CDドラマにちなんだクイズに全問正解した方の中から抽選で、サイン入り生原稿と手製の絵はがきをプレゼントさせていただきます! 限定版をご購入いただき、CDドラマを聞いて、その内容をよく思い出してクイズに答えてください

●ザ・チルドレン賞(3名)

 サイン入り生原稿

●26巻限定版賞(26名)
 限定版BOX用カラーイラスト絵はがき(直筆サイン・メッセージ入り)

●締め切り
2011年6月30日24:00

ご注意:
・応募はお一人様1口です。
・生原稿は「好きなキャラクター」を参考に、こちらで選ばせていただきます。
・生原稿には必ず宛名を入れさせていただきます。特にご希望が記入されていない場合、送付先のお名前をお書きします。
・生原稿の当選発表はこのブログでさせていただきます。
・絵はがきはインクジェットプリンタで印刷したものです。雨や配送中のアクシデントで破損する可能性があります。あらかじめご了承ください。
・執筆の合間に作業しますので、発送には時間がかかる可能性があります。また、絵はがきは発送をもって発表に代えさせていただきます。
・個人的に仕事の合間に趣味でやることですので、クレームなどはご遠慮ください。


応募フォームはこちら。


というわけで、26巻よろしくお願いします!

宇津美さん16歳 :週刊少年サンデー11/31号2011/06/20


 絶対可憐チルドレン最新単行本26巻、通常版+CDドラマつき限定版絶賛発売中でございます。よろしくお願いします。


 ゲリラ的販売促進活動として個人的にプレゼントを実施させていただいております。CDドラマを聞いた方はクイズに答えてみてくださいね
 
 このクイズ、一度聴けばまあ間違うことはないと思って問題作成したんですけど、発売後少し時間が経った今でもちらほらと不正解をいただいてます。その際みなさんが引っかかっておられる箇所は・・・・・たいがいワタシが一生懸命考えたボケなので(笑)、聴かずにあてずっぽで答えたせいだけではないのかも。・・・ノリツッコミありがとうございます

 最初は「これ定員割れすっかなあ」と不安だったものの、今日現在それなりに応募をいただいております。暖かい応援や楽しい感想メッセージもつけていただいて嬉しいので、時間の都合がつくようなら当選枠を増やすことも考えております。締め切りまでふるってご応募くださいね!

 答え合わせ&CDドラマ解説は締め切り後にツイッターでやりたいと思います。


 さて、仕事の途中でGRANRODEOさんのライブにお邪魔させていただいたりしましたが(谷山さん、いつもありがとうございます!)、そのかいあってか、作業中の集中力はけっこう続いてます。

 実際に描き始めると兵部の悲劇だけでなく、<不二子ちゃんの成長>とか<隊長は果たして本当に悪人なのか>とか他の超能部隊メンバーの描写とか当時の歴史的人物との絡みとか、次々とやりたいことが出てきて、思ったより楽しいシリーズになりそう。

 ただし、出てこないレギュラーメンバーについては、しばらくのあいだ『さぷりめんと』でのショートコント出演が主な任務。チルドレンたちにはすごく申し訳ない。よそに愛人作ってなかなか家に帰らないお父さんの気分。ていうかワタシあまり家に帰ってないな。まあいいか
 
 

あたくしは最初からクライマックスなのよ!! :週刊少年サンデー11/32号2011/06/29


 絶対可憐チルドレン最新単行本26巻、通常版+CDドラマつき限定版絶賛発売中でございます。よろしくお願いします。ゲリラ販促活動イベント、〆切間近です!



 さて、本編は10巻の集合写真で見切れていたメンバー二人も登場し、超能力部隊の全員が揃いました。チームの人数設定は、もちろん吹きすさぶ風がよく似合う9人の戦鬼のみなさんへのオマージュです。で、思ったのは・・・描くの大変なので、5人くらいでもよかったんじゃないでしょうか、石ノ森先生(TдT)

 ネタ的には描いててひじょうに楽しくて、やることを絞り込むのに逆に苦労する感じですね。未熟な不二子とまっすぐな兵部の成長が中心ですし、このエピソード自体がザ・チルドレンの物語の枝葉の部分でもあるので、あまり他のメンバーを掘り下げられないのがもったいないなあ。

 それにしても本当にこれが描けるところまで連載が続くとは思っていなかったので、その幸せをかみしめる今日この頃。<未熟でアクの強い魅力的な問題児たちの成長・育成>を描くのが『絶対可憐チルドレン』の根っこなので、このままさらに「江戸時代編」「平安時代編」「ローマ編」とかあってもいいような気がしますが・・・・それはまあ、ザ・チルドレンの未来を描き終わってからまた考えましょう(笑)。