「人」とゆう字は人と人が(以下略) :週刊少年サンデー11/30号2011/06/14

 6月12日、中野サンプラザで震災復興支援チャリティーイベント『コミックライターズ∞(エイト)』が行われました。来場してくださった皆さん、ありがとうございます! 収益は全額、復興支援・・特に被災した子供たちのために使わせていただく予定です。あまり値段がヒートアップしないように途中でストップはかけていただいたんですが、参加者のみなさんノリノリで高値で商品を買っていただいてありがとうございました。

 ちょっと失敗だったのが、どんな流れになるのかよくわかっていなかったため、「古本でいいからサイン用に単行本を用意してくれ」と言われても「倉庫に預けちゃってて回収するのがめんどくさいし、生原稿がたくさんあるからいいや」と思って用意してなかったのね。したら、生原稿ワクとサイン本ワクが別で、本を用意してなかったワタシは別ワクのみなさんには色紙に名前だけをお書きすることに。絵のないところに名前だけ書くというのは漫画家には・・少なくともワタシは個人的にものごっつつらい(笑)。そうとわかっていればせめてイラストを印刷したボードくらいは作っておいたのですが、すいません。

 そんなこんなで多少バタバタしたとはいえ、今回のスタッフは業界の人間というわけではなく、まったくのボランティアで参加してくれてるみなさんで、それにしてはプロ以上のすばらしいオペレーションだったのではないでしょうか。漫画家もみんな口をそろえて「楽しかった。支援は長期的に必要なことだし、またやりたいね」つってますんで、またこのメンバーでなんかやりましょうね、ぜひ。


 んで、終わったあとは同窓会モードで「あれ? 俺<漫画検定一級>だけどみんなは無免許?www」とか「俺が考えたヒーローのスーツを俺が着てたのに、子供に『ニセモノ』って言われて納得いかない」「いや待て、その理屈で行くと俺がヒロインのコスプレしたらヒロイン本人なのか?」とか話しつつ朝まで痛飲(笑)。
 仕事が逼迫していた曽田先生と久米田先生は残念ながら不参加でしたが、このメンバー、しょっちゅう会うわけでもないのに、デビュー前後を共にしてしてきた連帯感というか仲間意識というか、一緒にいるとすごく心地いい。オッサンになった今でも常にお互いの仕事の動向は意識してて、誰かがいい仕事すると嬉しくて、でも負けたくなくて自分も頑張って、二年や三年あいてても会えばすぐに「前回会ったときの続き」になるという。さらに今回は司会進行をしてくださった岡野浩介さんも加わって、いつもの何倍も楽しかったです。



 さて、その日の朝までやってた原稿が今回のネタ。いよいよ<兵部少年編>突入です。つーても全部描いちゃうといつまでもチルドレンたちが出てこなくなるので、今回は不二子との出会い~超能力部隊結成あたりまでをやる予定。元々『ポーの一族』みたいに時間軸があっちこっちに飛びながら進む連載にしたかったので、みなさんの反応も見つつ今後の構成を考える所存です。

 そしてアニメキャストによるCDドラマのついた<限定版>のある最新26巻はいよいよ6月17日頃発売! 発売後にはまたツイッター実況大会やりましょう! あとアンケートフォームを使って何か反則的販促ができないか考案中。CDドラマにちなんだクイズに答えてもらって、全問正解者には抽選でプレゼントとか・・・・・あ、いいですね、これ。イベントに参加できなかった人のためにも。

 今思いついたばっかなんで、詳細は後日。というわけでぜひお買い求めくださいね!!