久しぶりにカラーもらいました :週刊少年サンデー12/47号2012/10/13

アニメ企画進行中です。


 さて、本編で活躍中のファウストくんはヒトラーの崇拝者で、ナチの思想にどっぷりかぶれてます。しかしこの漫画の世界では「ナチスドイツ」ではなく「ドクイツ第三帝国」。ナチというのはやっぱキャラが立ってて、物語では何かとネタにはしたくなるものの、ヨーロッパでは完全にNG。ヒトラーや鍵十字を漫画で出したら、あっちでは一発で発売禁止という厳しさなのです。

 歴史上存在したこと自体は否定しようがないわけで、漫画家としては歴史物を描く際にはそこんとこの大人の判断が必要になります。まあウチの漫画ではパロディーにしてコミカルにするため、「コメリカ合衆国」というのを出したという流れもあるので、登場する国名は全てがインチキな名前になってます。「エゲレス連合王国」「オフラーンス」「イダリーヤ」という具合。最後のは「ヘタリア」にしたかったけどこれはまた別の大人の事情でやめました(いや事情もなにも)。

 ドクイツ第三帝国総統閣下の名前はどうしても必要になったらテキトーに考えますが、現時点では「フトルヒ・フットラー」が有力候補。いや、すんげえ太ってるとキャラも印象が変わるかもしれないなと思って(笑)。
 ファウストくんが愛読しているであろう総統の著作の名前は、『闘争とわたくし』というのはどうでしょうね。『我が輩の闘争』だとちょっとヒネリが足りないような気がします。『ボクの闘争』にするとラノベっぽくてそれはそれでオカシイかな。いやもういっそ『俺の闘争がこんなに可愛いわけがないっ』とか『あの日見た闘争の名前を我が輩はまだ知らない。』とかどうだろう・・・いやしかしこれだとなんのパロディーだかもうさっぱりわかんないや。

 ていうかよく考えたら若い読者は『わが闘争』とか知らないんだから、出してもそのネタで笑いはとれないな・・・という大人の判断に一票。

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