赤字覚悟の破魔札乱れ撃ち!! :週刊少年サンデー12/23号 ― 2012/04/27
単行本・GW進行でちょっとテンパって死にかけてました。ツイッター見てるとそうは見えないと思いますが(笑)。
まだ仕事場の引っ越しがあったりなんかして、しばらくはまったく遊びに出かけたりはできないのですが、二ヶ月ぶりくらいで美容院に行ったら不思議なほどスッキリ。髪の毛が重たいと気分まで重くなるのでしょうか。最近薄くなってきてるので、いっそハゲてしまえば毎日エネルギッシュに生活できるかもしれませんね。なのでそうなったら周辺の髪を異様に伸ばしてバーコードにするなどもったいない。むしろ全部剃りたい。とか言いながら必死でプロテインシャンプー使ってますけど。
さて、そんなこんなで『絶対可憐チルドレン』最新単行本30巻は5/18頃発売です。今回の限定版には『さぷりめんと第二集』が付属。もちろん描き下ろしもあります。前回は<少年可憐GUYS×大人チルドレン>だったので、今回はさらにそのナナメ上に突入しました。カンのいい方はそれだけでもうお気づきかもしれませんが・・・・やっちまったカンジですよ(笑)。詳しいことはまた発売日前後に。
例によってGWも休まずに仕事しますが、来週はいよいよ仕事場の機能を新居に移動しますので、更新遅れるかも。
お久しぶりの末摘さん :週刊少年サンデー12/20号 ― 2012/04/14
おかげさまで本誌連載はこの原稿で連載300回を迎えました、ありがとうございます。おおよそ6年ですね。オッサンになるとこれくらいはあっという間なのですが、小学校に入った子が卒業しちゃう時間なわけですよ。14歳の子が成人しちゃう年月なわけですよ。そういやあどけなかった可憐Girl'sもすっかり美少女オーラ全開してますねー。ワタシが引きこもって漫画描いている間にも、世界にはどんどん新たに美女が育っているわけですよ。だからといって何がどうなるわけでもありませんが。
そして単行本30巻の作業でテンパり中のため、21・22合併号は休載です。限定版には<別冊『サプリメント集2』>が付録予定。描き下ろしがんばってますんでよろしくですー。
さて、健康問題に優先的に取り組むことを誓って、「やや健康的な漫画家」を目指しております。国民の健康を促進するためため、ワタシが得たデータを公開。他に書くことないし。
●座りっぱなしで不規則な生活をしていると太る
●中年になると昔と同じことをやっても体重は落ちない。
●数ヶ月ぶりに散歩するとそれだけで息切れがする。
●毎日30分~1時間散歩しても体重は落ちない。
●しかし一週間もすると息切れはしなくなる。
●二~三週すると体調が少し良くなり「他にも健康にいいことやってみようかなあ」という気力が生まれる。
●五~六週すると仕事が忙しくなり、雨天が続く。(←いまここ)
新生活 :週刊少年サンデー12/19号 ― 2012/04/06
引っ越しはまだ先ですが、新しい仕事場が一応使用可能になりました。いい設計士さんと腕のいい大工さんが丁寧な仕事をしてくれたおかげで、執筆環境としては分不相応に良いアトリエになったと思います。仕事場機能の移転は最後の最後に一気にやるとして、当面は夜中に車でちょこちょこと仕事に関係のない荷物を移動する毎日です。
それはいいのですが、ワタシは漫画家になって初めて借金をしました。おそろしいことに35年ローンです。どう考えても80過ぎまで現役で週刊連載してるとは思えないじゃないですか(笑)。それでなくてもいつ仕事がなくなってもおかしくない浮き草稼業、銀行の担当者も不安そうです。この不況の折、彼ら的にも絶チルとワタシに賭けた英断だったと思われます。が、ここ数年気合い入れて頑張りすぎて、疲れがたまってるところにローンのプレッシャー。まっさらな仕事場が刑務所の作業場のようにも見えるのは気のせいでしょうか。
というわけでみなさん単行本やDVDを買って下さいね? ちゃんと正規ルートで買ってよ? ブックオフとか違法ダウンロードとかやめてね? いや今までも言ってましたが、今マジで切実なのですよ。もちろん月々の支払いは今までの仕事場の家賃とそう変わらない・・というかむしろ安くなるように組んではいるのですが、精神的に重いわあ。
もう読者を選ぶようなムツカシイ話描いてる場合じゃないので、チルドレンがエスパー王を目指す方向とか、皆本が次々にエスパーをゲットしてあこがれのエスパーマスターになる方向とか、未来から来たエスパーがポケットから便利道具を出す方向とかに路線変更しようかとさえ・・・あれ? 意外と今の路線とそう遠くないような気がしないでもないな。
「あなたにはあらゆる悪をなしうる力がある。 だから私はあなたに善を期待するのだ」(ニーチェ) :週刊少年サンデー12/18号 ― 2012/03/29
2本仕事進行中。
ギリアムの持っている弱さ、邪悪さは誰の中にもあると思います。ワタシの中にももちろんあります。が、それにとらわれて周囲に呪いをまきちらすことしかできず、それが当たり前になってる生き物が、みじめでなくて何なのか。自分の中の悪と闘うこと、今よりましな存在に変わる努力を完全に放棄した人間は、醜く哀れです。人はそうそう強くも偉くもかしこくも優しくもなれませんが、たとえうまくできなくてもそうあろうと努力し続けるから、誇りを捨てずにいられるのではないでしょうか。今回のエピソードは、そのあたりが主題ですね。
あと漫画の中では「ギシャー!」とかゆってますが(笑)、現実世界においてはそういう存在がどういう言動をするのかについても、ちょっと考えていただけるといいかなと。そういうことの積み重ねが、前回書いた「物語の読解力が上がることで、自分の心の動きへの読解力も上がる」ということだと思うのです。けしてカップリング能力が研ぎ澄まされるだけではなく。たぶん。
さて、これから二ヶ月ほどかけて段階的に引っ越しをします。引っ越し先はそう遠くないので、夜中にコツコツ荷物を運び、最後に仕事場の機能を一気に移す予定。他にも予定が立て込んできてますので、ネットでの活動が低下する・・・・・かもしれないけど、現実逃避して逆に増えるかも(笑)。
白熱教室・腐男子の話をしよう :週刊少年サンデー12/16号・17号 ― 2012/03/18
2本同時進行で仕事してました。
さて、ツイッターで言いたかったことを、あらためてまとめてみます。これは自分の考えを整理するのが主な目的です。多くの方には十分伝わって、その上で楽しんでいてくれたいたようですし、踏み込んだ話は分かる人だけ分かればいいと思うものの、物語や人物を創作する人間として、たまにはこういう話をするのもいいかなと。みなさんが漫画やアニメを楽しむ上での参考になれば幸いです。
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最近ちまたで言うところの「BL(ボーイズラブ)」や「やおい」あるいはそれっぽい作品についてはみなさんご存じですね。大好物ですか、そうですか。とりあえず今日はそれを、センセイ大まかに二種類に分けたいと思います。
A:男の子が、ふつうなら女の子に抱くような気持ちで、男の子を好きになる物語
一般的に、男の子同士のキスシーンやベッドシーンがあります。ない場合も、キャラクターの男の子たちは、女の子を好きになるのと同じように男の子に惹かれます。そういうお話が好きな女の子のために描かれることが多いです。
B:男子同士が恋愛しているように解釈することもできたとしても、実際には具体的にそんなことは描いていない物語
こちらの作品に登場する男の子同士は、いくら仲が良くても、相手を女の子のように好きというわけではありません。少年誌に載っている場合、ふつうの男子も読みます。というか、少年誌は基本的にはノンケの男子が読むのが前提です。
でも、恋愛も友情も、相手を大切に思い、惹かれるという点では本質的によく似ています。だから、見方によってはこの種の作品でも、いわゆる腐女子の皆さんが萌えることは可能です。いやむしろこっちでないと萌えられないという方が多いかもしれません。プラトニックなのに、ちょっとした仕草やセリフの中に恋愛感情を感じ取るのってドキドキしますね。まるで恋心を胸に秘めた人が、思わず本音を出してしまったかのようにも見えます。でもそれは、読む人の脳内で変換されているのであって、実際にはそうではありません。限りなくそうとれるように描かれていたとしても、皆さんの人気を意識して描かれていたとしても、やはり違います。いろいろあった末、二人でメイクラブしちゃったりすることは、劇中公式展開ではまずありません。
ワタシはBの作品を描いている漫画家で、私生活でも男性に恋愛感情は持ちません。Aのような物語を魅力的に書くこともできないでしょう。ただ、先に書いたように、友情だろうと恋愛だろうと、他人に惹かれたりこだわったりする気持ちというのは、よく似ています。友情も恋愛感情も、親子愛も兄弟愛も、人間関係の本質というのは、性的な関係もそうでないものも、「愛情」「執着」といった部分で共通です。
ワタシは、キャラクターが心の中に抱えている問題を、人間関係の中で解決していく・・・というお話が好きです。なので、キャラクターの隠された心情を考えたり、探したりするのは大好きです。優越感や劣等感、支配欲、承認欲求etc・・そういったものが、お互いの関係の中で、増幅されたり癒されたりするところにドラマを感じます。それは性別の組み合わせや恋愛とはまた別なんだけど、いわゆる腐女子のみなさんがB作品を読むやり方とよく似ていますね。
当然、かなり話が合います。おそらく、嗅ぎつけるものも同じです。ただ、違うのは結論です。「秘めた恋心発見――(゚∀゚)――!!」ではなく、「秘めた恋心に良く似たもの発見――(゚∀゚)――!!」なのです。同じ作品の同じ箇所を同じように読み解いて同じようにキャーキャー喜んでますが、ビミョーに違います(笑)。
キャラクターの心の陰影を解き明かしたり語り合ったりするのは、大変楽しくて好きですし、「きゃーその解釈萌えるうう!!」と言われるのも、大変嬉しゅうございます。が、大部分の<わかってて一緒に遊んでる人たち>に混じって、ときどきマジで「腐男子!!」「この人ガチなの?」「腐女子に媚びやがって!」と言われると「ちげーよ!! フツーに分析して遊んでるんだよ!!Σ(; ゚Д゚)カッ」となるのですが・・・・おわかりいただけますでしょうか、このあたり。
キャラの分析や解釈は本来、別にエロい話ではありませんし、それはどんどんやった方が、物語だけでなく、自分自身の心の動きについても読解力が上がります。それこそが物語の一番の楽しさだとワタシは思います。しかしまあ、こうやって仕事明けに寝ないで書いているうちに、なんだかどうでも良くなってきたので、これ読んでもピンと来ないようならもういいです、腐男子で(笑)。
ギアス発動! ちゅいーん!! :週刊少年サンデー12/14号 ― 2012/03/03
この次15号は休載です。例によって雑誌に載っていないからといってワタシは休んで遊びに行ったりしているわけではありません。というわけで14号をギリギリで入稿したあと、飲み会にお呼ばれしていろんな方にお会いして遊んできました。
めちゃめちゃ楽しかったのですが、知ってる人はご存じな方ばかりなので、その顛末をあまり詳しく書くのはどうなのかと。あずまきよひこ先生にお会いした件の一部などはちょっとツイッターでつぶやいたりしちゃって、そこら辺はあんまり嬉しかったので仕方ない。元々は●雨沢●一先生が幹事の飲み会で、その場には他にも脚本家の●河内●楼さんや浅●真●さんや(自粛)。
しかし真面目な話、実はそういうのをブログのネタにするときは結構迷います。同業者ならお互い様って部分もあるんですけど、相手が別の業界の方で、それが芸能界だったりすると特に。ひきこもってるワタシの生活にはそうそう面白いことはないわけで、たまにそういうことがあれば超嬉しいし自慢したいし、書けば読者やファンには喜んでもらえる記事になるのは間違いない。でも仕事を離れて遊んでくれたわけですし、ワタシが「このくらいはいいだろう」と思っても相手は違うかもしれない。まーその辺はワタシのさじ加減で判断するしかなくて、それで関係が悪化するならそれはその人とは相性が良くないと言うことなので、それ以上仲良くなるのはあきらめるしかないのですが。
ちなみに年食って思うのは、そういう席でお名前を以前から存じ上げている方にお会いしたりした場合、とりあえず好意を伝えるのに遠慮はしちゃダメだなと。現実世界には照れていることを明確に伝える斜線や汗の記号もなければ、我々の声はたとえば釘宮さんのように可愛くないのです(笑)。
だから自分が好きなら全力で「大好き!」オーラを出していいと思うのですよ。振られたら振られたで、好きな相手の気持ちとして尊重してあげればいいと思うのです。
そんで、その「大好きオーラ」が「自分がどう思っているのか語りたい」「理解して欲しい」「こうして欲しいああして欲しい」という自分主体に何かを要求するのでなく、「ただ好きだと知って欲しい」「あなたの嬉しいことをしたいと思っていますよ」という風に相手を主体にできるようになれれば、それが真のリア充なのではないでしょうか。センセイはもうかなり手遅れなので、みなさんはその分もがんばってください(遠い目)。
