第8巻は11月18日ごろ発売:サンデーS 2024/12月号 ― 2024/11/11
もう今年の12月号です。昔からの慣習で1号ぶん早い月を使用することになってるのはわかるとしても、増刊サンデーは号数の前々月末に発売なのでひと月以上早い。クリスマスネタとか何月号に描くのが正解なのかよくわかりません。まあいまんとこそういった季節ネタの予定はないですが。
さて、今回はとわたちが現代に戻るところまで。『犬夜叉』は戦国時代と現代をつなぐ骨喰いの井戸が閉じてきれいに終わってるわけで、そこをどうするのかはアニメ関係者も悩んだところであろうと思われます。結果として劇中数回発生する時間移動が全部別のルートになってたのを、コミカライズではあっちこっちで設定やエピソードやキャラクターを整理して〈時代樹の仕業ルート〉と、〈時の風車経由ルート〉の二つにまで絞りました。移動回数もあと一回、現代から戦国への帰還がラストになります。
理玖がとわに斬りかかる絵面はキツめに描きました。ヒロインに刀傷を負わせることには抵抗はありましたが、半妖として出血や暴力を受け入れる必要があるんじゃないかなと。犬夜叉先輩と同じタフさがないと安心して戦国御伽草子世界に送り出せないし、女子だからと作者が手加減すると彼女たちは怒るような気がします。アニメでは血を描くのが難しかったりするんで、ここは漫画であることの強みを活かしてズバッと。まあ、半妖なので来月にはちゃんと治りますからご安心ください。
というわけで次回は現代が舞台です。実はここの更新忘れたままもう描き終えちゃいました。なかなかいいエピソードに仕上がったと思うんで、お楽しみに。
そしてお待たせしました、最新第8巻は11月18日発売。『MAO』22巻と同時発売ですので、ぜひ一緒にお買い求めくださいませ。