アニメ第44話 ― 2009/02/08
監督回、作画は座円洞さん。高品質な出来、ありがとうございます。
今回のシナリオ、ワタシはすごい気に入ってたんですが、監督によると「コンテを切るのが非常に難しかった」そうです。だもんで、その後の修正がけっこう加わって、ワタシの予想したのとは違う仕上がりになってます。キャラやシーンに共鳴する部分は人によって違うし、アニメの映像言語はワタシがふだん使ってるのとは別物ですから、そういうこともあるのでしょう。
監督には良いも悪いも思ったことをほとんど毎回全部伝えてるんですが、今回は個人的にものすごく好きなシーンがなくなったのがかなり惜しい(具体的には秘密)。まー最終的にフィルムの出来はものすごくイイし、監督が全体のバランスを考えながらベストチョイスをした結果なら、原作者は満足です。
さて、先週余計なことを書いてしまったため、アニメでのキャリーと皆本の夜明かしのシーンが非常に気になるワタシ。作画がいいんで、あのシーンなんだかすんげえ情感があるのね(笑)。なんか皆本がシャツの胸をはだけてるのも気になります。
ワタシ的には一応
1)キャリーが幼児の状態では禁止
2)皆本がチルドレンと出会って以降は禁止
3)ちなみにキャロラインはオトナなのであんま気にしてない。大人キャリーとキャロラインはある程度心がつながってもいるので、暗黙の了解はある
というルールなんで、監督に確認したところ・・・・大丈夫みたいです(笑)。というわけでアニメの皆本はコメリカの名もないお姉さんが初体験? <キャリーの面影を追ってキャロラインとしばらくデートしたりしてて、彼女もそれなりに楽しかったけど、しばらくして自然消滅>みたいなパターンもあり得ると思うけど、それにしちゃ目覚めたキャロラインの反応は淡泊だったし。一応演じてくださった中村さんと名塚さんにも「あいつら、どうだったと思います?」と訊いてみるべきですかね? いやだめだ、セクハラになりかねない。
え・・・? いやー、過去にまったくなにもないってことはないんじゃないの、一応イケメンなんだし、健康なんだし、コメリカだし(偏見)。でもまー、作者としてはこれ以上追求するつもりもないので、みなさんが皆本を健全な男子と解釈できる設定ならそれで。
そうそう、 『チルチル』はどうやらクライマックスみたいです(笑)。イターシャちゃん・・・・浜松町に何が(笑)。文化放送スタジオ? 浅野さんお疲れ様&ラジオでの告知ありがとうございました!
アニメ第43話 ― 2009/02/01
キャリー&キャロライン役は名塚佳織さん。こういう難しい役を安心してお任せできる方ですね。『交響詩編エウレカセブン』のヒロイン・エウレカも人格が変化する役でしたっけ。
ワタシ的には彼女の出演作は『狼と香辛料』『ギャグマンガ日和』あたりをヘビーローテーションで繰り返し見てます。クロエの底意地の悪さなんかは、役者さんとしての技量の高さが伝わるいい役ですね。ニャン美ちゃんの「全裸のクマ吉くんが半笑いで追いかけてきました」とかもたまりません(笑)。
後編の方はさらに難易度の高い芝居を要求してますが、彼女なら難なくこなしてくれてると思います。若いのに役に対して知的なアプローチをなさっている印象を持ちました。
ハッキリと断言はできないんだけど、原作ではおそらくキャリーが皆本の初体験の相手かなあと。ただし、アニメではそんなヒマはなかったみたいね。その後キャロラインともしばらくは関係があったはずだから、そっちかもしれません・・・・まあどっちも体は同じか(笑)。
もっと前、15~6で向こうの女性と関係を持った可能性もあって、でも真面目な皆本が特に引きずってる様子がない。まわりは年上のおねえさんばっかりだし、事故に近いような短い関係だったのかもですね。しばらくつきあった後、なんとなくお互いなかったことに、みたいな・・・・リアルだ(笑)。
ちなみにワタシの周りの女性によると、コメリカ時代に何もなかったというオプションはないそうです。「だってそんなのキモチ悪いから」 いやワタシも三十手前で薫が初体験とかいう皆本はキモチワルイので賛成ですけど、「ファンタジーとして童貞がいい!」という発想をする女性はいないっぽい。それは単に<女性と関わるスキルのないダメ人間>ということなのね。
フィルムの方は悪くはないものの、作画・演出での見せ場やハッタリがもうちょっと欲しかったような。ワタシとしてもメアリーの「お前のモノはミーのモノ」とか、ところどころにギャグを追加して頑張ったんですけどね(笑)。元カノに再会した皆本が、リミッター解除ケータイを落とすなんていうのは上手い演出でした。再会によってチルドレンから心が離れてしまうという暗示ですね。
冒頭の『宇宙船サジタ●ウス』ネタはワタシのリクエスト。初稿では特撮作品の『スターウルフ』ネタになってたんで、「いやそれはどう考えてもマイナーすぎて誰もわかりませんよ」(笑)。40代限定ネタを30代限定にまで引き下げました。先週の『マク●ス』ネタもワタシでした。中村さんのア●トネタが出るといいなと思ってましたが、グラ●ムみたいにはいきませんでしたね(笑)。
アニメ第41話 ― 2009/01/18
「インパラヘン」というのは「インドとかパキスタンとかどっかそこらへん」の略で、アジア・南米・中近東のエキゾチックなイメージのごたまぜです。キャラの名前は香辛料から。外国を舞台にして、『007』とか『ゼンダ城の虜』『プリンセス・ブライド』風のロマンス&アクションの物語にしたかったんですけど、全然そうはならなかったという(^^;)。
アニメは<国益を守るための海外派遣>であることを強調した導入で、いい脚色です。<正義>ではなく、オトナの事情<国益>のために働かなければならないという、エスパーたちの「社会に居場所を作るために努力が必要な宿命」が端的に描かれてます。
<東野&ちさとに強制的に相合い傘><10歳の王子のカットバック>などが入らなかったのが惜しいのですが、原作は6話かけてますからね。かなり美しくまとめた完成度の高い構成で、尺もギリギリ。もう一回シナリオを作り直したとしても、これ以上は技術的に難しいと思います。
ゲストキャラは小野さんと生天目さんの好演で、おバカな中にもロマンチックな風情がありますね。ちなみに石像の声は小杉さん。スタッフ・キャストのみなさん、ありがとうございます!
今回薫が使用した「エクステンション」というのは、特殊な接着剤で装着する付け毛です。え、常識ですか。そうですか。白状すると、演出上薫をロン毛にしたくて、ヘアピースのこと調べて初めてそういうものがあることを知りました。髪を何十本かずつ束ねてその先を付け足すんですが、見た目まったくわかりませんよ? その仕上がりのあまりの自然さにカンドーしたので、漫画ではこの後日談として紫穂・葵・ちさとにもつけてみました(笑)。科学の力はすごいなあ。
この話の中にも、皆本がバッドエンドを覆すためのヒントが。「正義や理想ではなく、ただ目の前の大事な人のために全てを捧げることができるのか」という。
正義や理想は必ずしも平和を生みません。大事なのは生身の人間ひとりひとりの、リアルな愛情ではないかなというのが今のワタシの考えです。不二子が言いたいのもそういうことなんだと思うけど、いかんせんあの人は直感と本能の人で、しかも根がエロいのです(^^;)。
ついでに、<勝ち負け><正解・不正解>にこだわる男と、<共感><好き嫌い>を大事にする女性の感覚の違いを忘れるなという、作者自身への戒めも主題として入ってるかも(笑)。
アニメ第40話 ― 2009/01/11
いよいよ最終クール突入です。新EDのコンセプトは「笑顔でお別れ」。初めて曲を聴いたとき、早くも泣きそうになりました。昔懐かしいキャンディーズ風に、これまでのOP・EDのフレーズを織り交ぜてある歌詞が心憎いですね。メロディーは覚えやすくて、ワタシはやたら鼻歌で歌ってしまうので、みなさんにも気に入っていただけるのではないでしょうか。卒業式などで歌っていただけると嬉しいな。
チルドレンは日々たくましく、あるいは美しく成長していくことと引き替えに、いつの間にか別の存在に変わっていなくなってしまう<子供>です。永久にそのままでいることのない、別離する運命が組み込まれているキャラクターとして生み出しました。
一年間スタッフやキャスト、視聴者のみなさんにかわいがってもらった幼いあの子たちとも、あと三ヶ月でお別れ。でもお別れがあるからこそ、一緒に過ごせた時間は余計に愛おしいのね。視聴者のみなさんにも残り少なくなった一話一話をかみしめて楽しんでもらって、最後は笑顔で子供時代を卒業していくあの子たちにお別れをして、みんなで号泣できたらいいなと思ってます。
さて、今週の本編。原作はミステリーとして組み立てましたが、アニメは視聴者の皆さんと一緒に過ごす、賑やかな新年会というニュアンスになってます。キャラクターたちと遊んでいるようなあの臨場感はアニメならでは。ワタシもバベルの宴会に呼んでもらったカンジで楽しかったです(^_^)。
源氏物語をご存じの方は、キャラの名前と能力からある程度予想はついてたと思いますけど、ミステリーパートのあのオチについては、執筆当時担当に猛反対されました(笑)。理由はよくわかるし視聴者の皆さんにおかれましても賛否両論・・・つーか、否の意見があるんじゃないかなと。でもまあ、あれをやらずにいられないのがワタシの作家としての心の闇なのです(笑)。
原作では<漫画の世界観が違う絵>にして生々しさを軽減してます。漫画は心証優先なので、身長も2メートルくらいのイメージですね(笑)。アニメは空間を常に意識しないといけないんで、そういうわけにはいかなかったみたい。その点で視聴者の反応が心配ではありますが・・・・ま、チルドレンの「女はお化粧するものだ」という意見は、女性としてのリアリティあるように思えて気に入ってますし、元ネタの源氏物語での該当エピソードは、光源氏の筋金の入った女好きというか懐の広さがかなり好きなんで。
巨乳は本当にお湯に浮きます。いやそんな胸のでかい女性とつきあったことないんで、実際にナマで見たわけじゃないんだけど。理論的にはそうだし複数の証言から裏もとれてますから、たぶん確かですよ(とるな)?
可憐Girl'sの三人、お疲れ様! 元気で可愛かったよー(*^_^*)。
次週はインパラヘン王国編です!
アニメスペシャル ― 2009/01/04
あけましておめでとうございます。例によって今年も年賀状はスルーしました。数年続けた結果とうとう業務以外のものが来なくなりましたが・・・・そういう生き方もアリかなと(^_^;)。山本周五郎も儀礼的な習慣をまったく無視してたそうで、友人の葬式にすら出席を拒否してたのだとか。いやワタシの場合、できればきちんとしたいと思ってはいるのですが、やろうとするとものすごい精神的な負担なのです、なぜか。
仕事の方は予想通りあまり進んでません。まー現時点でネームが一本できてはいるし、イラスト関係のレイアウトも多少は進んでいるので、まだ勝ち目はあるかなと。毎日きちんと寝れて疲労が多少は抜けたしね。
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さて、アニメは総集編です。毎週放送するTVアニメだと、スポーツ中継や特番での休みは台所事情的にかなり助かります。そういうのがない枠だと、ときどき総集編を挟むのはやむを得ないところ。品質の高い作品なんかだと、見る方もそれなりに了解するのが作法のようです。
が、ウチの場合は予定になかった総集編が急遽決定・・・・つまり、この分作業はキツくなっちゃったという(笑)。おつかれさまでした。
ナレーションはいいし、編集もカット数多くてテンポ良くて、楽しかったですよね。キャラソンをBGMに使ってるのも、予想以上にグッドでした。
ナレーションの中尾さん佐藤さんは「次は私たちだけ仕事なんですよー♡」「みんな休みなのに、ねー♡」と、ちょっと楽しそうで、素敵でした(笑)。キャストの仕事はもちろん演技することなのですが、こんな風にそれ以外の部分でも明るくて魅力的でいてくれると制作現場全体の雰囲気が良くなります。厳しい制作状況で、それも役者さんの重要な仕事なんだなあと、このときのお二人を見てしみじみ思いました。
白石さんなんかもそっちのMPがすごい高くて、ちょっとしたひと言で関係者を癒す癒す(笑)。ムードメイカーの谷山さんや遊佐さん浅野さん、周囲をぱっと明るくするチャーミングな平野さんや戸松さんなどなど、こういう人たちのおかげで監督始め現場はかなり助かってるようにお見受けしました。疲れてるときでも役者さんがスタジオ入りすると、それだけでみんな元気出るのです。残りあと1クール、今年もよろしくお願いします。
次回は可憐Girl'sがゲスト出演! それと、いよいよ最終EDがお披露目です。
