アニメ第45話2009/02/15

部屋に女の子が3人来るって、ちょっとドキドキ

 タケシ役の小林由美子さんの声、本当の子役みたいでびっくり。今回もまた、ていねいに作られた高品質な良回でした。一カ所だけ、英語のスペルに間違いがありましたが(笑)。

 このエピソードではSF設定を身体測定や体力測定という子供の生活に落とし込んで、それっぽさを出してみました。肉体的に負け組で、ああいうときけっこうつらかったのはワタシだけじゃないと思う。トラウマってほどじゃないけど、なんかザラっとした想い出だよね。
 ESP検査は映画『ブレード・ランナー』のアンドロイド判別テストのパロディーで、アニメではさらにいっそうそれっぽいカンジに(笑)。検査機の横に置いてあった折り紙は、同作品で登場する小道具ですね。スタッフも楽しんで乗っかってくださったみたいです。

 「ギフト」はこの作品のキーワード。ご存じのように<贈り物>をあらわす英語ですが、<才能>という意味もあります。キリスト教の世界では、才能というのは「神様からの贈り物」なのですね。人間は誰しも、必ず何かギフトをもらってます。それに気づいて感謝し、なんのためにそれを与えられたのかを考え、正しく活かすことが神の御心に沿う・・・ということではないかなと。

 ワタシは『美神』を描いたとき、「自分のダメなところも、ネタとしてふくらませると大勢の人に楽しんでもらえる商品になる」ということを知りました。いっぽう、今でも「高橋●美子や浦沢●樹や青山●昌のような業界スターと比べると、自分なんかゴミで何の価値もない生まれてすみません死のう」としょっちゅう思うので、まだ全然修行が足りないみたい(笑)。

 今の状況を考えると、「椎名センセイ羨ましい」って思ってくれてる人もたくさんいるはずです。漫画も人生も、スポーツ競技みたいな単純な結果を競う<勝負>じゃないんだから、他人と比べるのは意味がありません。ってか、その勝負の世界でさえ「チャンピオン以外には価値がない」みたいな考え方はオカシイじゃないですか。・・・なのになぜ、「『***』より売れてない」とか言われると、ひどく傷つくのでしょうか(笑)

 えーと、なんの話だっけ。そうそう、原作ではタケシくんの同級生は他作品のキャラ風でしたが、大人の都合でアニメではああいうことに(笑)。考えてみたらタイガーってアニメ初出演ですね! ありがとうございます!


 さて、次週はいよいよ「ですノート」編、予告でもう爆笑でした。平野さんのミ●ちゃんネタも出るか!? あと、OPが特別版です。お見逃しなく!

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