アニメ第50話2009/03/22

おーばーざ・ふゅーちゃーわ--------!!

 物語の核心で対決する皆本と兵部の二人が、いつもと違うキャストというのはなんか不思議な感じ。兵部少年の声は井上麻里奈さん。邪悪さと純粋さを併せ持つ兵部少年を、妖しく演じてくださいました。兼ね役をクレジットに出さないのはアニメ業界の決まりなんでしょうかね。今回、ユーリよりセリフ多いような気がするんですが。

 この作品のキャラクターたちの多くは、子供時代に何かしら、やり残しや傷を抱えてます。まーそれが全くない人というのも、そうはいないはず。
 チルドレンの健全な成長を願う皆本も、心の中に少年を抱えていて、時にはそれにとらわれそうに。今回はその皆本に、チルドレンが成長の価値を説く・・・・・執筆当時、このエピソードの主題にぴったりのサブタイトルは「オーバー・ザ・フューチャー」しかないなと。

 何ものも恐れることなく未来へ向かっていく、可愛く頼もしい子供たちを描いた、六ツ見純代さんの歌詞。明るく前向きで力強く、でもどこか切ない、佐伯高志さん作曲・前口渉さん編曲の、ヒロイックな高揚感のあるメロディー。それを元気いっぱい歌ってくれた可憐Girl's・・・あそこにはワタシが形にしたかったものが全部凝縮されてると思いました。あの曲に後押しされて、チルドレンは成長した感があります。
 Girl'sがまた、ちょうど<可愛い子供>から<美しい女性らしさ>があふれてくる、その境目の時期なんですよね。それも目の当たりにして、自分のやってることは正しいと確信しました。子供とその成長を守ることは、絶対の正義。

 アニメがユーリをドラマに組み込んだことについては先週触れました。今回はもうひとつ、猪爪さんが主題に沿って追加した重要なシーンがあります。言葉にしてしまうのは無粋な気もしますが・・・子供時代を完全に受け入れた皆本は、兵部の心をさりげなく救ってしまう言葉を投げるんですね。皆本はたぶんそのことに気づいていなくて、兵部もただ、なぜか何も言い返せない自分を発見する・・・・猪爪脚本はこういう含みのあるやりとりの機微が、いつも素敵です。未来での薫との対決シーンをなぞった構図もイイですね。

 作監は近藤さん、コンテ・演出はもちろん川口監督。ありがとうございました!

 ところで、あの時間帯のアニメでは血がNG。鼻血もだめですか、テレ東さん(^_^;)。DVDではきっと鼻血が解禁・・・・いやどうだろう(笑)。ちなみに「反動蹴速迅砲」は「実は元をよく知らないんですけど、それっぽくお願いします」と監督にお願いしたら、それっぽくしてくれました。どのくらいそれっぽいのかよくわかりませんが、ものすごくそれっぽいので、たぶんああだと思います(笑)。

 そうそう、どさくさまぎれについにナオミが谷崎にデレてましたね。それを受けた谷崎の、人として何かが終わってるリアクションはワタシのリクエスト。家中さんのアドリブが加わって、さらに突っ走ってます(笑)。


 次週、いよいよ最終回!! たぶんワタシはテレビの前で泣くことになります。みなさんも万一の事態に備え、ハンカチかティッシュをお手元にご用意ください。