パンドラキッズ ― 2009/08/14
ワタシはダメになった(?)あとのパティちゃんが大変好き。貴族的な風貌にもかかわらず、オタクな欲望まっしぐら。彼女はそれが楽しくて幸せで、救いのない不幸な過去も癒やされるという・・・なんか泣けてくるくらい愛おしい奴です。
ワタシは心のどっかで漫画やアニメが人間を救えると信じてちゃってますし、そうあるべきだと思ってます。それはたぶん、自分が子供の頃に何かをもらったからではないでしょうかね。藤子・F・不二雄先生には特に大きな借りがあるように思います。
別に高尚でなくたっていいのです。笑えたり泣けたり萌えたりできて、あとそれに加えてほんのちょっとだけ、現実の何かについての示唆があれば。安くて低俗な娯楽のクセに、そういうものが含まれてるところがたまらない。
まーパティはハマる作品をそういう基準で選んではいないと思いますが(笑)、彼女にとっては初めて知る、平和で楽しくて罪のない、夢中になれる幸せな遊びなのです。それを守るためなら、命だって賭けるはず・・・・・そう思うと、可愛くて愛おしくて泣けるでしょ(笑)?
話は変わりますが、ティムとバレットは自分たちのことを非モテだと信じ込んでるみたい。あまり社会と接触しておらず、ある種のステレオタイプなイメージと自分たちを同化しているからでしょうかね。
描いてる最中、「いや、お前らカワイイから! 大丈夫だから!」と言ってやりたいと思いました。