「あなたにはあらゆる悪をなしうる力がある。 だから私はあなたに善を期待するのだ」(ニーチェ) :週刊少年サンデー12/18号 ― 2012/03/29
2本仕事進行中。
ギリアムの持っている弱さ、邪悪さは誰の中にもあると思います。ワタシの中にももちろんあります。が、それにとらわれて周囲に呪いをまきちらすことしかできず、それが当たり前になってる生き物が、みじめでなくて何なのか。自分の中の悪と闘うこと、今よりましな存在に変わる努力を完全に放棄した人間は、醜く哀れです。人はそうそう強くも偉くもかしこくも優しくもなれませんが、たとえうまくできなくてもそうあろうと努力し続けるから、誇りを捨てずにいられるのではないでしょうか。今回のエピソードは、そのあたりが主題ですね。
あと漫画の中では「ギシャー!」とかゆってますが(笑)、現実世界においてはそういう存在がどういう言動をするのかについても、ちょっと考えていただけるといいかなと。そういうことの積み重ねが、前回書いた「物語の読解力が上がることで、自分の心の動きへの読解力も上がる」ということだと思うのです。けしてカップリング能力が研ぎ澄まされるだけではなく。たぶん。
さて、これから二ヶ月ほどかけて段階的に引っ越しをします。引っ越し先はそう遠くないので、夜中にコツコツ荷物を運び、最後に仕事場の機能を一気に移す予定。他にも予定が立て込んできてますので、ネットでの活動が低下する・・・・・かもしれないけど、現実逃避して逆に増えるかも(笑)。