ほも絵とわたくし :週刊少年サンデー12/05・6合併号2011/12/23

 次がウチの仕事場的には年内最後の仕事です。つーてもまあなんだかんだで年末年始もバタバタすると思うんですけど。


 さて、本編がネタバレしたくない流れだし、ここんとこ猛烈に忙しかったしで、例によって書くネタがありません。だもんで先日発売の28巻と来月発売予定の29巻のCM、そしてどうでもいい雑談。

   



 忙しいときにラクガキすると「仕事してセンセイ」とか言う方がいて、絵描きの気持ちをわかってねえなあと思います。我々は職業にしちゃうほどお絵かき妄想の大好きな人種で、子供の頃の教科書やノートはラクガキだらけです。ヒマがあればラクガキし、じっとしてなきゃならないときにはラクガキし、集中するためにラクガキし、集中できないときにラクガキし、うつつをぬかしたあげくにこのざまなわけですよ。漫画の基本はラクガキです。そして職人として全力の本気で描いたラクガキが漫画なのです。

 が、生業として毎日毎日ラクガキをしてると、それはそれでつらくなります。それでも原稿という名のラクガキはしなければなりません。机から逃げるわけにはいかないけれど、嫌々描いてもいいラクガキにはならないので、気持ちを無理にでもリフレッシュするため、席に着いたまま休憩時間には息抜きに気を楽にしてラクガキするのです。ラクガキを人に見せて喜んでもらうという創作の原点を確認し、原稿への意欲を復活させる。これは真面目な話、大事なことだと思います。長く仕事してるとどうしても子供の頃のような無邪気な楽しい気持ちが消えてきて、「ただのお仕事」になっちゃいますからね。

 これまでツイッターに上げたラクガキは随時Facebookのアルバムにまとめてますので、お暇なときにご覧ください。

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 ちなみにその内容の傾向から、最近「椎名センセイは腐男子」という評価をいただいておりますが(笑)、それはどうなんでしょうね。どうせならいい反応がいただけた方が嬉しいので、いろいろ描いた結果、自分の中のそういう部分を出すことが多くなってるのは事実ですが。24年組の漫画で育ったワタシは特にそういうものに抵抗を感じませんし、ジャンルとして昔から当たり前にあるものだと思ってますしね。

 ただまあ、何度も言いますが、限界もあります。やはりガチの性的な描写はキツい。いちどウケを狙って男性キャラ同士のキスシーンを描いてみようとして挫折しました。人体をふたつポーズをつけて絡ませるというのは、技術的にはちょっと高度な作業です。楽しければ多少めんどくさい絵でも描こうと思えるのですが、男性同士の絵だと自分の中のなにかが猛烈に萎えてしまったという(笑)。ギャグならやれるんですけどね。ソフトで精神的な描写がワタシの萌えの限度です。

 そーいや先日飲み会でそんな話になって「俺はほもが好きなわけではなく、ほもが好きな女子が好きなのです。そして女子は全員ほもが好きなのです」と言ったところ、その場にいた女子が揃ってほほを染めて目をそらしてニヤニヤしながら小さく頷いてて、ちょっと萌えつつ引いた(笑)。

 

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