第四話アップ :週刊少年サンデー2014/42号2014/09/04


高校生編、ここまでいかがでしょうか。
連載も長くなってきたので、新しい視点から絶チル世界を見つつ、これまで積み上げてきたものをまとめて行こうというアプローチです。構成的にはアンリミと同じですね。

松風くんと皆本にいくつか類似点があることはひとつのサインです。今後の展開は彼と皆本の対比を土台に進めていく予定。

兵部や賢木にもシリーズを通して重要な仕事を任せるつもりですので、彼らの活躍にもご期待ください。


ところで、アニメでは皆本・賢木・兵部(アンリミではヒノミヤも)を『可憐ガイズ』と呼称してます。んじゃー新キャラ松風くんはそこに入るのか入らないのか。そしてギリアムくんの立場はどうなるのか。考えると夜も寝ないで昼間寝てしまいます。まー要するにどうでもいいわけですが。

元々は幼女を見守るお兄さんたちのユニットだったわけで、その構図とは違う男子キャラがメインに入ってきたってことは、そろそろ物語の基本的な構造が変わりつつあるってことですかね。

未熟者なのでミニスカの女子高校生描いてます :週刊少年サンデー2014/43号2014/09/12

絶チルは<成長>を主題に描き始めた漫画ですが、「大人になる」というのはどういうことなのかをつきつめていくと、<人格の成熟>の話になってくるように思います。でまあ、日々、駄目な大人なりにいろいろ考えるわけですが。


たとえば以前、素朴な疑問としてツイッターで
「車に『赤ちゃんが乗ってます』っていうステッカー貼ってるのに対して怒る人っているらしいけど、なんでだろう? 何が腹立つのかな」
って話をしたことがあるんですけどね。びっくりするほど早く反応が返ってきました。

「怒っちゃう派」の人たちの言い分は、たいていが
「子供が実際には乗っていないのに貼っていたりする」
「そのステッカーで他人に気遣いを要求する割にはそのドライバーが危険な運転をしていたりする」

ってことでした。要するに「親切にして損した」って思ったことがあるんですね。それを聞くと半分くらいの人は「怒っちゃう派」の人たちに同意できるんじゃないでしょうか。私もその人たちの気持ちはめっちゃ理解できました。たしかにそういうことがあるとムカっときますね。あるある。

・・・ただですね、理解できるんだけども、その理屈には情けない事実が隠れてることに気づきました。それは「損した」と思わされることがあったとして、その損というのはどのくらいの損失なのかっていう点です。
 いくら気を遣ってあげたって言っても、金を払ってやったとか、かばってケガをしたとか、そういうことであるはずがありません。せいぜい「合流で入れてあげた」「車間距離を少し広めにとってあげた」程度のことですよね。それくらいのことは普段から誰にでもどこででもやればいいことです。何の損もしてません。
 にもかかわらず、我々はそれを「一回でも大損だ」「できればしたくない」と思っているのです。たったそれだけのことでも、可能な限り他人に何の施しもしたくないというみみっちい気持ちが根っこにあるんですね。それが悪だとは思いませんが、あまりみっともよくはないので、声高に主張するような事柄では全然ないと思うのです。

 これはまあ他愛もない雑談だったし、件の人たちも雑談に乗っただけの悪気のない人たちです。なので、その場では「なるほどねー」とだけ言って、それ以上追い詰めないことにしたのですが、「善人でありたいと思ってる我々の心の中にも、盲点に入ってしまって気づくことの難しい、みっともない部分はあるという具体例だなあ」とは感じた次第です。


この件に限らず、私はそういった「盲点」のことを、「未熟さ」と呼ぶのかなーと思うのです。世の中にはもちろん悪人もいますが、この世にはそうでないのに問題を起こしてしまう人の方が多い。未熟さってのは程度問題で、未熟でない人間なんかいません。だからこそ自分にできるだけは成熟したいと願って、それを改め続けるのがまともな人間なのです。さらに、こういう間違いを絶対に許さないというのもどうかと。未熟な我々は日常生活で、こういうことをしょっちゅううっかり言ったりやったりしてしまいがちじゃないですか。それをあまりに厳しく責められると立つ瀬がない。責めた奴がヘマをしたときに大喜びでやり返すというのも情けない。

で、考えたんですけどね。私は愚かなことや不愉快なことを言う人を見ても、「バカ」とは呼ばず「未熟者」と呼ぶことにしました。「バカ」は他人をおとしめて傷つけるレッテルですが、「未熟者」はこれからの成長に期待する言葉なので、不明を正す近道ではないかと思うのです。そして自分が愚かなことを言ったりしたりしてしまったと気づいたときにはこう言うことにしましょう。
「わしもまだまだ未熟者よのう」

組み立て家具の説明書はよく読まないと余計時間かかる :週刊少年サンデー2014/44号2014/09/22

そろそろまた疲労ゲージが赤くなってきました。執筆再開してからほとんど休んでないので当然です。休暇中は毎日プラモ作ってましたが、この二ヶ月ほどは触ってません。筋トレと有酸素運動も休む日が増えてきてます。艦これも資材がたまってきました。危険です

さしあたって打つ手がないか考えたのですが・・・そういえば私、いま地下室の床で寝ているのですよ。「地下室の床」とか書くとなんか悲惨な感じでアレですが、要するに私の個室は地下の防音AVルームで、そこに布団を敷いて寝起きしているのです。ちなみに寝室はちゃんとありますが、映画見たりアニメ見たりゲームしたりしつつ気を失いたいのであまり寄りついてません。結果的にそっちのベッドは猫にとられました

寝床としては現状に特に不満はないものの、布団って片付かないんですよね。万年床にしてるとぶっさいくだし、たたんでもクローゼットに空きがないので部屋の隅に積み上げることになり、目障りったらない。思いあまって寝袋も試してみましたが、私は睡眠が大好きだし大事にしたいので、そんな寝具ではあまりシアワセでない。しかし片付かない部屋はHPを削ります。というわけでベッド買いました。折りたたみのやっすいやつ。

届いて組み立てて設置して、部屋を片付けてみてそれでどうなったかというと・・・・なんか、「この部屋、ものすごく学生時代からなじみがあるなあ」と。本だの玩具だの自転車だのゲーム機だのPCだのAV機器だのが揃ってて、ベッドの上が生活スペースで。つまりひとつの部屋に自分の趣味と生活を全部つめこむとアカン部屋になるということですね。とはいえオタクたるもの、アカン部屋がないとアカンような気もします。ビル・ゲイツやマイケル・ジャクソンくらい金持ちになっても、私はこんな部屋で生活するんじゃないでしょうか。ためしにベッドの上でコンビニ飯食ってみたら「あ・・帰ってきたってカンジ(´Д`)」って思いました。


さて、新規読者にも多少は入りやすい作りと高校生編全編をつらぬく仕掛けの仕込み、あと私のやりたいことを順番に消化していたらファーストエピソードが結構長くなっちゃいました。もう一息がんばって、とっととケリをつけて次に行きたい。出番を待ってるキャラはたくさんいることだし。