皆本不在 :週刊少年サンデー08/26号2008/05/21

皆本不在
 「暫定最終回」スタートです。アニメではシリーズ通しての組み立てを全部先に決めてしまうので、どのエピソードがラストなのかはもうだいたい決まってます。で、そこに追加するアイデアをいくつか考えてるウチに自分でやりたくなったので、最後はそこに着地する予定。
 
 さて、休載明けにもかかわらずスケジュールはかなり危険な状態なのですが・・・近日行われるアフレコにはなんとしても行かなければなりません。その日は鶴ひろみさんと、もうお一人スペシャルゲストがいらっしゃるからです。ご挨拶して十五年前のお礼を言いたいし、ファンとしてもこんなチャンスはそうそうなくて、次いつまたお会いできるかわかりません。『チルドレン』のキャストの方々とも仕事でつながっていられるのは今だけ。みなさんすごい輝きのあるタレントさんですし、お仕事している姿を見るだけでもエネルギーをもらえるんで、今だけの特権としてなるべく多く通いたいとは思ってます。つーても結局まだ第一話に行ったっきり。
 
 今のレコーディングはデジタル。素材の切り貼りが面倒だったアナログ時代と違って、台詞ひと言ごとにストップしてその場で演技指導や録り直しが可能です。結果、スタッフの解釈が反映されやすくなってます。役者さんに伝えるためには当然論理的に言語化しますので、その演技指導を聞くのはものすごくキャラ作りの勉強になります。『チルドレン』は音響スタッフが超・優秀で、その分レコーディングも手間と時間がかかってます。先日の紫穂の脅し文句なんかも、戸松さんはなんども録り直しなさったそうです。他のテイクも聞いてみたいなあ。
 
 戸松さんに限らず、声優さんは可愛い外見からは想像できないほどタフな方ばかりで、厳しいリテイクにも平然と食らいついて行くのがまたカッコイイ。みんな若いし、そういうときは半泣きになったりするのかと甘い想像をしてたんですが(笑)、厚い層の中から抜きん出てきた方ばかりですからね。若くても筋金入りのプロフェッショナル。「それが当然」とか言う人もいますけど、ワタシは素直に感動したいと思います。

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